小倉智昭が昭和の歌謡界を振り返る!「ヤンヤン歌うスタジオ」の話も...:懐かしの名曲ヒット歌謡祭

公開: 更新: テレ東プラス

10月14日(月・祝)夜7時からは、小倉智昭のMCによる「生放送 全部歌える!懐かしの名曲ヒット歌謡祭」(BSテレ東)を放送。今回は、令和という新たな時代の始まりを機に、昭和という垣根を超えた歌謡祭にリニューアル! 装いも新たに、思わず口ずさみたくなる懐かしの数多の名曲をお届けできる音楽特番を、今年も六本木のスタジオから3時間生放送でお送りします。

番組のテーマは"節目"。デビュー50周年を迎えるアニバーサリーゲストを始め、時代の節目にふさわしい音楽をたくさんお届け。また、2020年は東京オリンピックイヤー。変わりゆく東京の歴史を振り返る「あなたにとっての東京ソング」を番組HPなどで大募集。そのリクエストを受け、アーティストたちがスタジオで生披露します。さらに懐かしの貴重なVTRも!
そこで今回「テレ東プラス」では、番組MCを務める小倉智昭さんを直撃取材しました。

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サザンの桑田(圭佑)くんが出てきたときは「すげぇのが出てきた!」とセンセーショナルでした

──まずは、番組に対する意気込みをお聞かせください。

「体調も良くなったので、"長丁場でも安心してやれるかな"とは思っています。僕、本当に音楽が好きなんですよ。おそらくリクエストされる曲は、みんな知っている曲だと思うんですよね。いろんなジャンルがあった時代でしょ? 演歌もあり歌謡曲もあり、そのうちにフォークソングが出てきたり、グループサウンズが出てきたりと...。音楽が変遷していく中で振り返ってみると、面白い歌がたくさんあったよね」

──今回は60年代、70年代を取り上げます。当時を振り返っていただいて、曲にまつわる思い出や印象に残っている曲はありますか?

「70年代は学生でしたが、当時はフォークが全盛期だったから、『神田川』が出てきたときは驚いたよね。まず詞が面白かったのと、あの頃、学生たちが同棲して、下宿とか同棲生活を送っている人が結構いたじゃない? その雰囲気がものすごくよく出ていたんですよ。"いい歌だな~"と思って何回も何回も聴いたよね。

『中央フリーウェイ』は、ちょうどこの頃、親と一緒に府中に住んでいたんですよ。詞の中で競馬場とビール工場が出てくるんだけど、"あーこれは府中の歌だな~"と思いました。口ずさみながらよく聴いてたなぁ。ユーミンの歌は。

あとは吉幾三の『俺ら東京さ行ぐだ』。彼は五所川原の人で、俺は秋田の人でしょ。だから極端な歌なんだけど、詞の雰囲気がよくわかって...。彼はコミックソング『俺は田舎のプレスリー』『俺ら東京さ行ぐだ』で当てて、"歌がうまい人だな~"と思っていたら、次は本格的な『雪国』を歌ってぶっ飛んだ覚えがあります。ユニークな方ですよね。

まあこの頃の曲はみんな思い出がありますよね。桑田(圭祐)くんが出てきたときも"すげぇのが出てきた!"とセンセーショナルでした。『いとしのエリー』を聴いた時、"相当なもんだな"と思いましたよ。子どもの頃は、ラジオから笠置シヅ子さんの『東京ブギウギ』が流れてきてよく歌っていました」

──ゆかりがある出演者の方もいらっしゃいますよね。

「みんなよく知っている人ばかりで、とくにビリー・バンバンのお兄ちゃん(菅原孝)は、昔、大橋巨泉事務所で一緒だったんですよ。でも、同時に事務所に入ったから、菅原孝と小倉智昭が一枚の挨拶状で済まされちゃった(笑)。当時ビリー・バンバンは売れていて、俺はアナウンサーからタレントになりたてだったから、あの時、お兄ちゃんは何も言わなかったけど怒っていたんじゃないかなと。"どこの馬の骨かわかんないようなやつと俺は一緒なのか"ってね(笑)。よく喋る方なので、お酒飲んだりしてよく一緒に遊びましたよ。

森口博子さんもよく知っていてメールが来たりしますし、香坂みゆきさんは本当に可愛くてね。当時僕は、テレビ東京の『ヤンヤン歌うスタジオ』でナレーションをやっていたんだけど、スタッフにはみゆきちゃんファンが多かったですよ。

ピンキーとキラーズ今陽子さんは、10代の頃からパワーがありました。『恋の季節』からもう50年...。ジュディ・オングさんの『魅せられて』もちょうど40年前で、レコード大賞と作曲賞の両方をとったんですよね。ものすごい売れ方でしたから。

そしてサーカス辛島美登里さんはとにかく歌が上手い! 出演者の皆さんとはほとんど共演しているので、楽しいトークができるのではないかと思っています」

──小倉さんが個人的に好きなアーティスト、心に残る歌手はいますか?

「サザンの桑田くんと、美空ひばりさん、石原裕次郎さんが好きですね。理由はやっぱり、歌がうまいから。裕次郎さんはさりげなく歌うんだけど、カラオケで歌ってみると、意外とキーが高かったりするんですよ。裕次郎さんはほとんど練習しないでレコーディングしたって言うからスゴイですよね。でもうまかったですよね~。肩の力が抜けた歌い方で。

心に残るのは、荒木一郎さん。シンガーソングライターのはしりで、ものすごく好きでした。いまだに"若い頃の歌で何が好き?"と聞かれると『空に星があるように』と答えます。いい曲が多くて、小学校の教科書に載るようなものすごくいい詞を書いていたんですよ。昔、荒木さんがラジオ番組をやっていたんですけど、その中でプレゼントされる歌詞カードが欲しくてね。よくハガキを送っていたもん(笑)。後にご本人と番組で会ったとき、その思いを伝えましたよ。いい時代だったよね、本当に」

──小倉さん、ありがとうございました!

10月14日(月・祝)夜7時からは、小倉智昭のMCによる「生放送 全部歌える!懐かしの名曲ヒット歌謡祭」(BSテレ東)を放送。今回は、令和という新たな時代の始まりを機に、昭和という垣根を超えた歌謡祭にリニューアル! 装いも新たに、思わず口ずさみたくなる懐かしの数多の名曲をお届けできる音楽特番を、今年も六本木のスタジオから3時間生放送でお送りします。

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出演者
MC:小倉智昭
アシスタント:水原恵理(テレビ東京アナウンサー)
コメンテーター:ミッツ・マングローブ
ゲスト:イルカ 辛島美登里 神部冬馬 香坂みゆき 今陽子 サーカス ジュディ・オング
SOLIDEMO(ソリディーモ) ビリー・バンバン 南こうせつ 森口博子 森恵(50音順)
そして番組ホームページでは、曲にまつわるご自分のエピソードや、出演者への応援メッセージも募集中!

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※メッセージ応募期間は10月14日(月)番組放送終了まで

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豪華な生放送をどうぞお楽しみに!

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