ニッポンの「リアルなご飯」にスポットをあて、「あなたのご飯見せてください」を合言葉にリポーターが旅を敢行する「昼めし旅」(毎週月~金曜 昼11時40分)。その土地ならではのお昼ご飯や人気店、魅力的なご飯を紹介します。
8月15日(木)の放送は、北海道大空町で昼めし旅。北海道の北東部に位置する大空町は、人口およそ7000人、面積は東京23区の半分ほどの広さです。名物は夏の風物詩、ヒマワリ。夏場には全国から40万人以上の観光客が訪れる人気スポットなんです。そんなヒマワリの町・大空町でご飯調査するのは、タレントの照英さんです。
北海道産のそばとご当地食材「長天」
町をご飯調査していた照英さん。
そばやトマトやキュウリなど、13種類の野菜を趣味で育てている大山英一さんと、妻の美智子さんに出会いました。
さすが北海道、趣味の畑なのに規模が大きく、照英さんもびっくり! 英一さんは10年ほど前、定年をきっかけに150坪の土地を借りて始めたそう。
シソジュースを作っているという英一さん。「飲んでいく?」という誘いに照英さんは「シソジュース大好きなんですよ」と大喜び。
英一さんはいつも、2リットルのペットボトル30本分くらいを作るそう。
シソジュースは「いい香りがする。おいしい、甘みもほど良い!」と照英さん。ヨーグルトや焼酎にちょっと入れてもおいしいそう。
そんなシソジュースをいただいたところで、例のお願いを......。
「あなたのご飯、見せてくださ~い」
恥ずかしがっていた美智子さんですが、照英さんが頼み込んでなんとか交渉成立!
こちらが大山さん家のお昼ご飯。
英一さんが育てたキュウリは塩麹と昆布で和え、甘めの味付けに。
こちらは長天(ながてん)。網走で水揚げされるスケソウダラのすり身を揚げたもので、このあたりでは定番のメニューです。フライパンで軽くあぶって、ネギを添えていただきます。メインのそばは、コシと風味が強い十勝産です。
美智子さん、照英さんの分も作ってくれました。
キュウリの塩麹漬けも、「味に深みがある、暑い季節に最高!」と、照英さん大絶賛です。
冷蔵庫から英一さんが取り出したのは、白花豆。白花豆とは、白いインゲンマメのこと。和菓子の原料にもよく使用され、お隣の北見市が生産量日本一なんです。
こちらは「ピーナッツバターみたいに甘い」と照英さん。食後のデザートにちょうどよさそうですね。
子どもも独立し、夫婦でのんびり暮らしているという大山さん夫妻。
これからもおふたり仲良く暮らしてくださいね!
生乳と酢で作る「牛乳豆腐」に舌鼓!
午後4時。ご飯調査を続けていた照英さんが出会ったのは、牧場を経営する白馬照泰さん。
白馬牧場は、搾乳体験や哺乳体験を通して食と命について学べる酪農教育ファーム。畑と酪農を兼業でやっているそうで、33頭ほどのホルスタインを飼育しています。
搾乳するところを見せていただいたところで、例のお願いを......。
「あなたのご飯、見せてくださ~い」
無事、交渉成立です。
祖母の光子さんが、搾りたての牛乳を使って豆腐を作ってくれるそう。
さっそく、牛乳を沸騰させ、お酢を入れます。ざるや布で濾すと、ヨーグルトのような塊に。生乳を大量に使う農家ならではの貴重な料理。梅シロップと醤油をかけていただきます。「チーズだ、これ。濃厚! 極上の一品だ」と照英さん。
今度は妻の知子さんが台所に立ち、大葉・チーズ・梅干しを北海道産の豚肉に挟んだミルフィーユカツを作ります。
こちらが白馬さん家の晩ご飯。
ミルフィーユカツは白馬家の娘さんたちの大好物。
ジャガイモは地元の大空町産の品種・とうや。定番のじゃがバターでいただきます。
じゃがバターをいただいた照英さん、「甘い~!ホックホクだね。粘り気がすごいある」と思わず感動の声。
北海道の恵みたっぷりのおいしいごちそう、ありがとうございました!
「テレ東プラス」では、毎週1回、「昼めし旅」から学べるまかない飯を紹介していきます。ルーティーンばかりで昼飯、夕飯に悩んだら...ぜひ一度、「昼めし旅」をのぞいて見てくださいね。