海外で通用する人材を育成!江戸川女子中学校・高等学校が実践する“イマージョン教育”

公開: 更新: テレ東プラス

名門校の知られざる姿を、生徒や親、教師など、さまざまな視点を通して紐解く情報ドキュメンタリー「THE 名門校!日本全国すごい学校名鑑」(BSテレ東 毎週土曜午前10時30分)。「名門とはいったい何か?」常識を打ち破る教育現場に密着する。

【動画】名門校にカメラが潜入!

今回紹介する名門校は「江戸川女子中学校・高等学校(以下、江戸女)」。創立94年目を迎えた伝統の女子教育を行う中高一貫校で、毎年、早慶上理や国公立大学に多くの合格者を輩出している。
元気いっぱい! 笑顔いっぱい! の江戸女は、なぜ難関大学に強いのか? 人気の秘密「イマージョン教育」に迫る。

さらに番組は、吹奏楽部に所属する高校2年生(取材当時)の新たな挑戦、ベートーヴェン第九演奏会に密着。ある理由から、今まで経験のない楽器で演奏会に参加することを決意するが…。迫る本番、一体どうなるのか。

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都心へのアクセスも良く、ベッドタウンとしても人気の東京・江戸川区。JR小岩駅から徒歩10分の場所に「江戸川女子中学校・高等学校」はある。
創立94年目を迎える中高一貫の女子校で、全校生徒は1492人。2024年春の大学合格者数は、早慶上理に74人、GMARCHに132人、国公立大学に43人と高い合格実績を誇っている。
1931年、「城東高等家政女学校」として開校。建学の精神は、創立者・松岡キン先生が唱えた「教養ある堅実な女性の育成」だ。

江戸女が難関大学に強い秘密を探るため、早速校舎を見ていこう!

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プリンセスのような気分を味わえるモダンな校舎! 吹き抜けのエントランスホールで存在感を放つのは、通称「シンデレラ階段」。西洋の古城のような空間を、ステンドグラスが華やかに飾っている。

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本館5階にある図書室。蔵書数は約2万7000冊で、生徒たちには小説が人気!

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地下2階には、冷暖房完備の「アリーナ」が。この他、「GymA」「GymB」と2つの体育館があり、中高一貫の人数に対応している。

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創立90周年を記念して、2022年に完成した高校3年生専用の新校舎。エントランスは、ホテルのロビーのよう! 案内してくれた高校3年生の土屋実結さんは、「すごくリラックスできる空間になっています。初めて見た時は“本当に学校なのかな”と思うくらい、おしゃれで綺麗です」と笑顔で話してくれた。記事画像
勉強の合間にくつろげる「ロビー」や、高校3年生専用の「自習室」もあり、勉強に集中できる環境が整っている。

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昼休み、生徒であふれかえる「カフェテリア」。

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一番人気は「まぜまぜうどん」(480円)。20年以上前から生徒たちに愛されてきた江戸女の名物だ。

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部活動も盛んな江戸女。 全国大会出場経験がある放送部の呉井心咲さんが、部活動を紹介してくれた。

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バトン部は総勢100人で活動。「バトントワリング全国大会」4年連続銀賞など、多くの賞を受賞している。競技かるた愛好会は、大会に向けた基礎練習や模擬練習を行い、文化祭では袴姿で公開試合も。合唱部も、コンテストやコンクールで数々の受賞歴を持つ。

モダンな学び舎で有意義な青春をおくる江戸女の生徒たち。ここからは、江戸女が難関大学に強い秘密に迫る。

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こちらは、帰国子女が多い「国際コース」。中学3年生の美術の授業では、生徒たちが英語で作品を説明、音楽の授業でも英語で曲を紹介している。
江戸女では、38年前から高校に「英語科」を設置していたが、2021年度から中学校に「国際コース」を新設。
その特色の一つが「イマージョン教育」で、授業はオールイングリッシュ! 英語以外の授業も全て英語で学ぶことで、自然と生きた英語が身に付くのだ。
江戸女の国際コースは、文部科学省が認定した「イマージョン教育」の特例校として、海外で通用する人材の育成に努めている。

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2023年からは、「US デュアル ディプロマ プログラム」がスタート! 「全米大学ランキング」トップ5%にあたる19大学への推薦入学と、奨学金制度の参加資格が得られるオンラインプログラムだ。世界中の大学に進学できる道を切り開いている。

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もう一つの特色は、「企業インターンワーク」。高校1年生が日本を代表する企業にインターン生として参加し、課題解決に取り組む。
企業から与えられた課題を解決するためアンケート調査やリサーチを行い、企画案や課題解決案を作成。企業にプレゼンするという取り組みで、生徒たちのやる気や興味を引き出している。

実際に生徒の提案が採用されたケースもあり、生徒たちは「面白いです。実際の問題に触れることができるし知識も得られるので、いい授業だと思います」「企業では、会議室でこういうミーティングをしているのかなというのを想像できます」と、その醍醐味を教えてくれた。

さまざまなことに挑戦し、学びを得る6年間。江戸女が難関大学に強い秘密…それは、語学の強化と興味を持って挑戦する姿勢にあった。

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そんな江戸女で、部活動に青春を燃やす生徒がいる。吹奏楽部でサックスを演奏する高橋里帆さん(※取材当時 高校2年生)には、新たに挑戦したいことがあった。

31回目を迎える江戸女の伝統行事「ベートーヴェン第九演奏会」。吹奏楽部と弦楽部の他、卒業生や父兄、プロのソリストらが参加するが、第九にはサックスのパートがないため、オーケストラに憧れていた里帆さんは、経験のないオーボエで演奏会に挑もうとしていた。

オーボエの練習を始めて半年ほど。足を引っ張らないようにと練習を重ねるが、「不安ではあります。全体に私の音が迷惑をかけないか…」と話す里帆さん。果たして演奏会当日、練習の成果を見せることはできるのか!

番組では、演奏会や江戸女の部活動、里帆さんの様子なども紹介する。

毎週土曜午前10時30分放送! 「THE名門校!日本全国すごい学校名鑑」(BSテレ東)をどうぞお見逃しなく!

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