陽気なバツ3の59歳美人母と白血病の息子に届いた奇跡の贈り物! ドナーを探して合致したのは...:家、ついて行ってイイですか?(明け方)

公開: 更新: テレ東プラス

5月3日(月)に放送した「家、ついて行ってイイですか?(明け方)」(毎週月曜深夜)では、町田市にお住まいの廣田ゆみさん(59歳)のお家について行くことになります。

今回は、オンライン運動会にスタッフが潜入し、その参加者の方に「『ブルブルマシン』を差し上げる代わりに、家、ついて行ってイイですか?」と交渉。そこで、モニター越しに見事なダンスを披露してくれたゆみさんのお家について行くことに決まりました。

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2LDKで家賃9万3,000円のご自宅に伺うと、ゆみさん、そして娘さんのしずかさん(32歳)とその友人のゆうこさん(32歳)がスタッフを出迎えてくれました。小心者なので...と、突然お酒を飲み始めるゆみさんに取材をスタート! ゆみさんは「元々、生まれがブラジル」だそうで踊りが好きなのはその影響もあるのかも(?)しれません。こちらの家に住み始めてまだ1年足らず。引っ越してきた理由は...離婚。

なんとゆみさんはバツ3!だそうで子どもは5人、「兄妹みんなお父さんが割りかしバラバラ」と、娘のしずかさんが補足してくれました(笑)。

こちらのお家には、次男のよしみつさん(23歳)と三女(17歳)と3人暮らしで、「よしみつは生まれつき発達障がいがあるので...精神発達遅滞。言葉が遅かったですね。でも今は(軽作業の仕事を)自分でちゃんと覚えて通っている」と、ゆみさん。

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よしみつさんとゆみさんが寝室に使っているお部屋には、『イナズマイレブン』のコミックや、直筆の色紙が飾ってあります。よしみつさんは、サッカーをプレーするのは下手だけど、アニメやゲームは大好きと教えてくれました。さらに宝物のDVDも見せてくれますが、これにはある秘密が......。

ここで、よしみつさんの大親友・けいすけさん(22歳)が遊びにやってきました。よしみつさんのほうが1歳年上ですが、中学時代に『イナズマイレブン』について話したのがきっかけで親しくなったそうです。けいすけさんが「僕も一番軽いほうの知的障がい者。特別支援学級で一緒に授業を受けて仲良くなった。いい奴って感じです。親友です」と、よしみつさんとの関係を話してくれると、照れまくるよしみつさん! とっても嬉しそうです。

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キッチンには"免疫力を上げる"ための食事や本があります。「コロナ禍で?」と聞くと、ゆみさんから返ってきたのは想定外な理由でした。

じつは、よしみつさんは小学校5年生のときに急性リンパ性白血病を発症、抗がん剤治療のすえに発症から1年後に退院できたものの、1カ月に1回は検査のために病院に通う日々が続いたそうです。さらに中3の11月に再発。お医者さんから再発を告げられたときのことを「もうなんですかね、言葉を失います」と、今でもつらそうに話すゆみさん。

「直ぐに入院生活、口内炎がひどくて何も食べられず、ぐったりするよしみつを、ビニール越しでただ見ているだけ、毎日ただ見てるだけ」。

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骨髄移植をすることになりますが、血縁関係がないと一致する確率は数百から数万分の1、親だと30分の1。すがる思いで採血をして1カ月後...「お母さんがぴったりですって。私だけが。神様ありがとうって。奇跡ですよね」。無事に骨髄移植をしてデータ的によくなったので退院、現在にいたっていますが、まだまだ、完治はしていないと言います。

「どこにも行けない、寝ているだけ、ただ苦しかった」というよしみつさんを支えてくれたのが、けいすけさんの存在でした。「けいすけ君は(入院中の)外泊の度に必ず来てくれた。それがよっちゃんも励みになった。本当にけいすけ様様」としずかさん。

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さらに、けいすけさんは『イナズマイレブン』のアニメを放送しているテレビ局(テレビ東京)に「よっしーのために出来るかなって」と、手紙を書いてくれたそうです。「これ!」と、よしみつさんが手紙を撮った写真を見せてくれました。そこには「今日はおねがいがあるので、手紙を出しました。よしみつ君は白血病で、今も病院で頑張っています。そんなよしみつ君に電話かお手紙をくれないでしょうか」(一部抜粋)と書かれていました。

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よしみつさんを思うけいすけさんの気持ちが通じて、アニメのDVD、色紙そして、アニメの主人公・松風天馬(CV:寺崎裕香)からの音声で応援メッセージが送られてきたのです。

大好きな松風天馬からの「病気しんどいと思うけど負けないで! 頑張れよしみつ君!」などの音声メッセージに、よしみつさんは「死んじゃったら俺、このまま楽しいことないから、生きれば楽しいことがある」と思えたと話します。隣りで「いいじゃん、いいと思う」と、けいすけさんが大きくうなずいていました。

よしみつさんとけいすけさんの厚い友情がこれからもずっとずっと続きますように!