西島秀俊“三舟シェフ”の謎解きと温かい人柄に「今週もほっこり」の声

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西島秀俊が主演を務める『シェフは名探偵』(テレビ東京系、毎週月曜23:06~)の第5話が、7月5日に放送された。インターネット上では、「優しい世界」「こんなビストロあったらいいのに」「今週もほっこりできました」など、心温まるストーリーに反響が寄せられた(以下、ネタバレが含まれます)。

本作は、近藤史恵による人気小説シリーズ「タルト・タタンの夢」「ヴァン・ショーをあなたに」「マカロンはマカロン」が原作。「ビストロ・パ・マル」を舞台に、西島演じるシェフ・三舟忍が、人並み外れた洞察力で、訪れた客たちが巻き込まれた事件や不可解な出来事の謎を解いていくグルメミステリー。

三舟忍(西島秀俊)、志村洋二(神尾佑)
三舟忍(西島秀俊)、志村洋二(神尾佑)

ソムリエ・金子ゆき(石井杏奈)が辞めてしまうことを、自分だけ何も聞かされていなかったギャルソン・高築智行(濱田岳)は、三舟が引き留めなかったことを知り怒りを露わにする。

そんな金子を欠いた「パ・マル」に常連だった館野(占部房子)が1年ぶりに来店。スーシェフ・志村洋二(神尾佑)と三舟に、生物教師の男性と再婚すると話す。理由は、その男性が息子と相性が良く、肉嫌いな息子が鶏肉を食べられるようになったり、魚もまるごと食べられるようになったりと良い変化があったと語り、ただ一つ気になるのは再婚相手の男性が46歳にして入れ歯だと明かした。

後日、息子の誕生日に再婚相手と3人で「パ・マル」に訪れた館野。そこで息子が豚足をオーダーしたことに驚くが、運ばれてきた料理を見て「僕の食べたかったものじゃない!」と息子は拒絶。すると三舟が、もう一つの豚足料理を出すと、息子は嬉しそうに食べるのだった。なぜ、骨付きの豚足料理を喜んだのか、再婚相手と息子が親しくなった理由と、入れ歯の真相について、食後にヴァン・ショーを提供する際に三舟が種明かしをした。

一方、2日連続来店した脇田(利重剛)は、妻の由美子(洞口依子)が家出をして落ち込んでいた。どうして妻が音信不通なのか、脇田の話や、かつて三舟が働いていた店での夫婦のやり取りを思い出した三舟は、妻の話をきちんと聞かず生返事ばかりしていた脇田の言動を指摘し、その理由を解き明かすのだった。すると、そのタイミングで由美子も来店。ヴァン・ショーをオーダーし、乾杯をして夫婦は仲直りをした。

そんな2家族の謎解きをする中、福岡に行ったはずの金子が恋人に振られて戻ってくる。金子がいない間、オーナーの小倉大輔(佐藤寛太)が店を手伝ってくれていたが、ミスが多く仕事は増えるばかり。そんな小倉に辟易していた高築ではあったが、金子の復帰を素直に喜べなかった。そんな心情を察した志村が、三舟の本心を高築に伝え、三舟が家族のように自分たちを思ってくれていることを知る。そして、店名である「パ・マル」は、「家族の家」という意味で、同店がいつでも家族が戻ってこられる温かい場所であることに気づくのだった。

金子ゆき(石井杏奈)
金子ゆき(石井杏奈)

次回、第6話は7月12日に放送。三舟が作るヴァン・ショーの誕生秘話が明かされるほか、真飛聖新納慎也がカップル役でゲスト出演する。

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