原沙知絵と磯山さやか、柴門ふみ原作のドラマ『女ともだち』で親友役「深いメッセージがある」

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女優の原沙知絵が、4月からBSテレ東でスタートするドラマ『女ともだち』で主演を務めることがわかった。18年ぶりの連ドラ主演となる原は、バツイチのシューズデザイナー・セツを演じる。

1983年に連載された柴門ふみの同名コミックをドラマ化。原作で描かれたのは、恋愛、結婚、不倫などに直面し、揺れ動く女性の心理や葛藤で、主人公のモノローグを多用した“告白的恋愛白書”は、当時多くの女性たちの支持を集めた。今回のドラマ化では、時代設定を令和にアレンジ。現代を舞台に、恋愛における普遍的な女心を描き出す。

本作で原が演じるのは、夫のDVが原因で離婚し、大学の同級生との不倫関係をやめられないシューズデザイナーのセツ。そして、セツの高校時代からの親友・ちさとを、雑誌のグラビアやバラエティ番組はもちろん、女優としても活躍中の磯山さやかが演じる。

親友でもあるちさとの働くダイニングバーを訪れたセツは、ちさとに様々な悩みを打ち明ける。シューズデザイナーとしてイタリアの工房から出向の打診を受けていること、恋人でもあり不倫相手でもある大学の同級生・平井保の妻に自分たちの関係がバレてしまったこと、それなのに自分とは別れないという平井のこと。自分の完璧さが原因で最初の結婚に失敗したセツは、ちゃらんぽらんな平井との関係に安らぎを見出していた。

そんなセツの話を親身になって聞くちさと。一方で、彼女自身は夫・ミツルの不倫に悩まされていた。売れっ子カメラマンのミツルは昔から浮気癖があったものの、今度の浮気は本気だと女の勘が囁いている。自分がいない間に家庭を乗っ取られるかもしれない……。ちさととセツは悩みながらも、それぞれの道を突き進んでいく。

この度、放送決定にあたり、原と磯山、そして原作者の柴門からコメントが到着。以下に紹介する。

<原沙知絵 コメント>
1980年代に多くの女性たちの支持を集めた柴門ふみさんの名作を令和となったこの時代によみがえらせる事は深いメッセージがあるように感じます。今回、セツという女性を演じさせていただく中で、私自身も人生とは、幸せとは何か、改めて考えるいい機会になりそうです。この作品を通して女性達が抱える現実的な悩みにも注目して頂き、多くの方々にも自分自身の人生と照らし合わせて考え、何か感じていただけたらと思います。

<磯山さやか コメント>
柴門ふみ先生の漫画や映像化されている作品を見ていました。今回出演させて頂けて、先生の世界観の一部に携われることをとても嬉しく思います。そして、芸能生活20年目のこの時期に、こういった作品、役柄に挑戦させていただくことは、緊張もありますし、楽しみでもあります。原さん、監督、スタッフさんに助けて頂きながら、一生懸命頑張りたいと思います。おそらくいつの時代も、これがリアルなんだろうなと胸が苦しくなります。もがいたり苦しんだりする中で、何かを見つけられるキッカケになればいいなと思っています。

<柴門ふみ コメント>
今回、再ドラマ化にあわせて、改めて読み返してみると、精一杯強がって生きるヒロインが、『東京ラブストーリー』や『恋する母たち』の登場人物たちの原型であったのだと、気づきました。また、この40年で女性の置かれた環境は大きく変わりましたが、男と女の意識のすれ違いや不倫トラブルは変わらないものだと、改めて感じております。いつの時代も変わらない女性の純情と強がりを味わっていただければ、と思います。

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