中谷美紀、破天荒なシングルマザー役でテレ東連ドラ初主演『ハル ~総合商社の女~』

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中谷美紀が、2019年10月クールのドラマBiz『ハル ~総合商社の女~』(テレビ東京系、毎週月曜22:00~)で、主演を務めることがわかった。テレビ東京連続ドラマ初主演となる中谷は、シングルマザーとして母親らしい一面もありながら、次々と社内の問題を突飛な方法で解決していく破天荒な主人公・海原晴を演じる。

本作は、大手総合商社に勤める晴(中谷)が一般常識にとらわれることなく、経営企画部・部長補佐として膨大な各部門や系列会社の諸問題を解決するために奮闘する姿を描いていく。ラーメン屋の再建から、海外の病院の買収、アパレル会社や映画会社の改革に至るまで、意外に知られていない商社の実態も垣間見ることができ、時にはトップダウンすら覆し、思いもよらない方法で解決への道を切り開いていく爽快ヒューマンドラマだ。

プロデューサーを務める栗原美和子(共同テレビ)の実体験から生まれたオリジナルの企画であり、そのリアリティはお墨付き。脚本には『星の金貨』(日本テレビ系)『バージンロード』(フジテレビ系)等の名作を手掛けた龍居由佳里を起用し、栗原と息の合ったコンビが復活。演出は『SUITS/スーツ』(フジテレビ系)でもスマッシュヒットを放った土方政人が担当する。

今回の発表に伴い、中谷からコメントが到着。以下に紹介する。

<中谷美紀コメント>
ーードラマ出演のお話を聞かれた際のご感想をお教えください。

総合商社は、企画力と行動力、人間力のある人材が、存分に力を発揮できる場所である一方で、事なかれ主義、日和見主義で、社内政治のみを重視し、立身出世に邁進する人々もいるとのこと。同じゴールを見据えたプロジェクト内にも様々な思惑とドラマがあるからこそ、海原晴という少々お節介が過ぎるものの、魅力的な人物が様々な難題を目の前にして、どのように立ち回るのか、演じる事が楽しみです。

ーー中谷さんから見た“海原晴”とはどういった印象をお持ちですか?

海原晴は、シングルマザーではありますが、経済的にやむを得ず仕事をすることを選択したのではなく、自ら道を切り開き、仕事を通じて社会に貢献することを喜びとし、その結果、経済的自立も勝ち取ってきた女性です。仕事場ではあえて空気を読まず、しがらみなどには目もくれず、プロジェクトの成功に心血を注ぐ一方で、利発で頼りがいのある息子を育てる母性も発揮し、常に前向きに成長し続ける人間力あふれる人物です。

ーーテレ東連続ドラマ初主演ということで意気込みをお聞かせください。

テレビ東京のドラマは『模倣犯』(2016年)以来ですが、連続ドラマに出演させていただくのは初めてとなります。今回は原作物ではなく、オリジナル企画での連続ドラマですので、ニッチで挑戦的な作品を続出されているテレビ東京さんならではの企画力と、龍居由佳里さんの脚本を信じて撮影に励みたいと思います。また、連続ドラマで撮影前に全話分の脚本をいただけることは珍しく、演じる側としては大変助かります。

ーー視聴者へのメッセージをお願いします

総合商社は、ラーメンからロケットまで、様々な案件を扱う日本ならではの業態だからこそ、それぞれのプロジェクトの裏には、人知れず生まれる人間ドラマが数々あるようです。仕事と家庭の両立は、男女問わず悩ましいテーマではありますが、今回のドラマでは海原晴のくよくよしない明るさと息子のものわかりの良さで、仕事場でも家庭でも、いかなる問題も乗り越えて行きます。むしろ海原晴のような人間は問題が多いほど燃えるタイプなので、そんな晴を一緒に応援していただけましたら、ありがたい限りです。

<ストーリー>
アメリカのビジネス界で活躍していた海原晴(ハル/中谷)は、日本の大手総合商社「五木商事」の社長直々のヘッドハントにより転職し、凱旋帰国を果たす。エリート集団である経営企画部の部長補佐に就任するも、なんと、そこで待ち構えていた直属の上司は10年前に離婚した元夫だった!

「ラーメンからロケットまで……」と、ありとあらゆるビジネスを取り扱う総合商社を舞台に、主人公の晴が社内の各部門や系列会社が抱える様々な問題に挑み、日々奮闘する姿を描きます。保守的な副社長一派が牛耳る停滞した空気の中、データ主義を嫌い、「私は楽しく仕事がしたい!」と公言する晴が、常識を覆すやり方で毎回難題を解決。社内に新風を吹き込んでいく。