玉木宏が町工場を復活させる企業再生家に!新ドラマ『スパイラル』は「リアリティーある」

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俳優の玉木宏が“ドラマBiz”枠で放送される4月スタートのドラマ『スパイラル~町工場の奇跡~』(テレビ東京系、毎週月曜22:00~)で主演を務めることがわかった。“ドラマBiz”は、働く人々を通して現代社会を描く、2018年4月に誕生した新ドラマ枠。第5弾となる本作では、天才的な発明家だった創業者が急逝し、倒産危機に陥った下町の町工場を、銀行員から転身した1人の企業再生家が立て直していく軌跡が描かれる。

原作は、累計260万部を超えるベストセラー「ハゲタカ」シリーズのスピンオフ作品「ハゲタカ4.5/スパイラル」。エンターテインメント小説の旗手として注目を集める原作者の真山仁自身が「ハゲタカの常識を破ることを目的にした」と自負する、“中小企業の再生”をテーマに描いた話題作だ。

玉木が演じるのは、エリート銀行員から、経営難に陥った企業の再生を手掛ける企業再生家に転身した主人公の芝野健夫。芝野は、「人を弾く仕事ではなく、人を救う仕事がしたい」という信念を持ち、頭が切れ、ビジネスに関しては非常に冷静で用心深い一面も見せるが、実はロマンチストで涙もろいという人間味あふれる人物だ。

物語は、大手電機メーカー・曙電機のCRO(最高リスク管理責任者)だった芝野が、恩人である藤村の訃報を受け、彼が遺した小さな町工場・マジテックの再生を担うところからスタート。「日本のモノづくりの魂」を縦軸に、降りかかる難題や金融機関の論理に翻弄されながらも、町工場という“1つの家族”が世界規模で襲いかかってくる巨大ファンド“ハゲタカ”に立ち向かい、奮闘していく姿を描いた応援歌的なヒューマンドラマだ。

玉木が真山作品に出演するのは、これで3作目。テレビ東京の連続ドラマは初主演となる。今回のオファーについて玉木は、「真山先生が描く社会派ドラマは、内容にもリアリティーがあります。年齢など原作とは異なる設定もありますが、原作ファンが多くいる作品ですので、ファンの方々にも納得できるような作品になったらと思いながら撮影に臨みたいと思います」と宣言。自身の役については、真面目な人間で信念を心に持っているキャクターだと評し、「人に寄り添える人だと思うので、優しさも持ち合わせながら、この役を生きられたらいいなと思います」と意気込んだ。

共演者は未発表ながらも、玉木は「大切なのは、共演する方々とのセッションだと思うので、そのセッションの中で一番リアリティーがある着地点はどこか、ということを探りながら、皆さんと一緒に作品を作っていくことを楽しみにしています」とコメント。「共演者には久しぶりの方も初めての方もいるのですが、今からすごく楽しい現場になりそうな予感がしています」と笑顔を見せた。

最後にドラマについて、「家族、町工場など、地に足が着いた人たちの“これから”をしっかりと見届けられる作品になっていくと思います」とアピール。「いざ自分の家族が同じような状況になった時にどうすればいいのか、自分に置き換えられる状況もたくさんあると思います。その中で何を守っていくべきなのか……そんなことを想像しながら見ていただけると面白いのではないかと思います。ぜひ幅広い世代の方に見ていただきたいですね」とメッセージを伝えた。

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