唐沢寿明、元外科医の殺し屋というダークヒーローで主演『あまんじゃく』

公開: 更新:

9月24日(月)21時からテレビ東京系にて、唐沢寿明が主演する「開局55周年特別企画ドラマ『あまんじゃく』元外科医の殺し屋が医療の闇に挑む」が放送。唐沢演じる元外科医の殺し屋・折壁嵩男が、法で裁けぬ悪を葬りながら、知らぬ間に巨大な陰謀に巻き込まれていくという現代医療の暗部に切り込む社会派クライム・サスペンス。

『あまんじゃく』は、唐沢が長年にわたって映像化を熱望していた、藤村いずみの同名小説が原作。法の裁きをすり抜け悪事を働く医者を、医学の知識を利用した華麗なる手口の完全犯罪で裁いていく元外科医の殺し屋・折壁(唐沢)が、社会に潜伏する大きな闇の組織に立ち向かっていく様を描いた医療エンターテインメント。『白い巨塔』(フジテレビ系)主人公の外科医・財前五郎役で知られる唐沢だが、同じ医療をテーマにした今作で、ダークヒーローとも言える主人公をどのように演じるのか、注目が集まりそうだ。監督は『99.9 -刑事専門弁護士-』(TBS系)などヒットを連発する木村ひさしが務める。

<あらすじ>
その殺し屋は、雨とともに現れる――。折壁嵩男は元外科医の殺し屋。医療の知識を駆使し、証拠を残さず、法で裁けない悪人を闇へと葬り去っていく。相棒は弁護士の横倉義實(橋爪功)。彼が嵩男に殺しの依頼を持ってくる。

ある日、嵩男は中学生の浦野美鈴(桜田ひより)から母の再婚相手の法医学者・浦野玲哉(岡田浩暉)を半殺しにしてほしいと依頼を受ける。弟を溺死に見せかけて殺した理由を聞き出すことが目的だという。嵩男は依頼を引き受けることをためらうが、着手金はすでに払い込まれ済みと横倉から説明される。美鈴が払える額ではないのだが……。玲哉の周辺を調査した嵩男。玲哉が金銭目的でどんな解剖もこなす倫理観のない解剖医であることを確信し、美鈴の依頼を受けることを決意する。

さらに、嵩男は美鈴の背後に何者かがいると感じ、美鈴を尾行したところ、ある児童養護施設にたどり着く。美鈴と親しげに話していたのは、施設の責任者、花井環(伊藤蘭)。環は居場所がない子供たちを積極的に保護する活動を続け、メディアでも度々取り上げられている篤志家だ。

環の素晴らしい人間性に触れた嵩男は、いつになく心が温かくなるのだった。同時に、この施設で忘れられない昔の恋人、梶睦子(木村多江)と再会した嵩男。2人との出会いによって、嵩男の中で止まっていた時間が動き出す。嵩男は大学病院の優秀な外科医から、なぜ殺し屋に転身したのか……? 睦子を忘れられぬ事情とは……? 嵩男の過去と共に、彼自身を取り巻く医療の巨大な陰謀が明らかになっていく。

PICK UP