幼女へのわいせつ行為で逮捕…加害者家族を悩ませる問題とは

公開: 更新:

法に触れる事件を起こした加害者家族の支援を行うNPO法人・WorldOpenHeart理事長の阿部恭子さんが、4月26日に放送された『じっくり聞いタロウ~スター近況(秘)報告~』(テレビ東京系、毎週木曜24:12~)に出演。加害者家族が抱える問題を告白した。

今回、実話を交えて、加害者家族の苦悩を語った阿部さん。彼女の元へ相談に来たのは、幼女にわいせつな行為をして逮捕された加害者男性の家族だ。阿部さんは「加害者の男性には、被害者と同じくらいの年齢の娘さんがいた」と衝撃的な事実を話し、スタジオを驚かせる。

彼が起こした事件で立件されたケースは示談が成立したそうだが、被害件数が4~5件あり、弁護士費用を含めて全部で約500万円の出費に。お金を工面するため、親戚中に頭を下げて集め、足りない部分は消費者金融から借りることになったのだとか。さらに、被害者の中には、娘と一緒の学校に通う子どもがいたことが発覚。結局夫婦は離婚、娘も転校を余儀なくされたという。

このほか、阿部さんは夫が殺人を犯した加害者家族のケースを語る。子どもは学校で“殺人犯の子”として差別を受けたそうで、転校する際に「会えなくなるクラスメイトに“最後にお別れだけは言いたい”と学校側に言ったのですが、“絶対にダメです”“学校に来るな”と突き返された」と語った。

母親は苦肉の策で、夜中であれば誰もいないだろうと、子どもを同級生との思い出が詰まった学校の校庭に連れ出したそう。阿部さんは「その子は夜の校庭を走り回って、みんなに“さようなら”と別れを告げたそうです」と明かした。

そして最近では、インターネットによる誹謗中傷が多いようで、本名が明かされたり、転居先の自宅が特定されたりといった嫌がらせを受けることもあるのだとか。そうした犯罪になりうる行為をされたとしても、阿部さんは「加害者家族は自責の念があるので、仕方がないと思って何も言えないでいる」と明かした。MCの名倉潤(ネプチューン)は「家族は関係ない。そういう書き込みをする奴も“加害者や”という意識がないとアカンよね」と怒りを露わにしていた。

PICK UP