森本レオが最近のお笑いに言及「“笑え”と脅迫されている感じ」

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俳優の森本レオが、8月23日に放送された『チマタの噺』(テレビ東京系列、毎週火曜24:12~)に出演。最近のテレビやお笑いについて「怖い」と明かした。

同番組のMC・笑福亭鶴瓶に「お笑い好きなんですか?」と聞かれた森本は「最近、テレビを見るようになった」と答えるも、「最近のお笑いって怖くない? 脅迫されているような感じがする」と吐露。さらに「(稲垣)早希ちゃんって知ってる?『ロケみつ』(MBS系列にて深夜に放送されていた番組)知らないか。旅番組なんだけど、ものすごい豊かなユーモアとペーソスが歴史の向こう側にはみ出すようにあって。DVDも買って(家に)置いてあるけどね」と、自身の好きな番組を絶賛。

そして、「今(のお笑い番組)は脅すじゃない。何かこう“笑え‼”みたいになっている。これはお笑いじゃー! 水戸黄門の印籠じゃー! 笑わんやつは非国民じゃー! みたいな。それがすごく怖い」と語り、「マツモトクラブみたいなのが、僕らの最後のお笑いの砦なんだよ」と明かした。

マツモトクラブのことを知らなかった鶴瓶が「誰?」と聞くと、森本は「あいつは“演劇”というか“文学”だね。落語がそうだったじゃない! 笑わせながら何かを教えて、人生の悲しみをエネルギーにしなさいねっていう。お笑いって“いたわり”だったじゃない。R-1グランプリで、視聴者全員がマツモトクラブに票を入れたのに、審査員は全員違う方に入れた。“テレビって怖いな~”って思う」と話していた。