「口裂け女」などの都市伝説はなぜ生まれた?松原タニシ「ウソの書き込みが…」

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鈴木光司松原タニシが「謎のラジオ局の」「実在するか不明なラジオ番組でトーク」という設定で、互いに自身の豊富な「霊体験」「オカルト体験」を披露する『恐怖夜行』(BSテレ東、毎週日曜23:00~)。8月15日に放送された“第2怪”では、「都市伝説」をテーマにトークを展開した(以下、ネタバレが含まれます)。

今回、日本で70年代に社会現象となった「口裂け女」や、アメリカの「消えるヒッチハイカー」といった都市伝説の定番を紐解き、その以前に発生した未解決猟奇事件などをもとに様々な仮説を披露。

鈴木光司、高崎かなみ、松原タニシ
鈴木光司、高崎かなみ、松原タニシ

色々なジャンルに分けて説明する中で、「異世界もの」の話に。その代表的な話といえば、「きさらぎ駅」だ。モデルとなったのは、新浜松駅から電車に乗って、いつの間にか無人駅に到着してしまったという「2ちゃんねる」(匿名掲示板)に書き込まれた話。鈴木が「酔っぱらって寝てしまい、車庫に入ってしまったという体験談では?」と推測すると、それをきっかけに松原が自身のファンから告白されたエピソードを話し出す。

松原タニシ
松原タニシ

そのファンは「弟が2ちゃんねるにウソの都市伝説を書き込んでしまった」と松原に明かしたそうで、その内容は「ナチスが第2次世界大戦中に実験として、捕虜に鏡に向かって“お前は誰だ”と永遠に繰り返して言わせるという拷問をした」というもの。それが勝手に独り歩きし、とうとう「その拷問で捕虜の精神が崩壊していくことが“ゲシュタルト崩壊”という言葉の起源となっている」という展開になっていったそう。

実際に調べてみると、この理由がゲシュタルト崩壊へとつながったという説明が出てくるそうで、松原は「創作話がこんなに広がっていく、それが都市伝説になっていく」と“都市伝説”はいかにして生まれ、拡散されていくのかを語っていた。

次回は8月22日に放送。「人怖」をテーマにトークを展開する。

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