木村佳乃、吉田羊、仲里依紗が恋する母に!柴門ふみ原作×大石静脚本で描くラブストーリー

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木村佳乃主演、吉田羊仲里依紗共演で、恋愛マンガのカリスマ・柴門ふみの原作を、恋愛ドラマの名手・大石静の脚本で描く金曜ドラマ『恋する母たち』(TBS系・毎週金曜22:00~)が、10月期に放送されることが明らかになった。

原作は、迷える母たちの恋愛と友情を描き、「女性セブン」(小学館)で2017年から2020年7月まで連載された柴門の同名人気作品。柴門の友人たちの話をもとに10年以上温めて描いたと言われており、共感性が高く女性からの支持が高い作品だ。

脚本を担当する大石は、若年性アルツハイマー病に冒されたヒロインと小説家の恋愛を描いた2018年放送の金曜ドラマ『大恋愛〜僕を忘れる君と』(TBS系)をオリジナル脚本でヒットさせたことが記憶に新しいが、TBSのみならず各局の歴代の恋愛ドラマ、そしてそれぞれの時代を生きる女性の物語を描いてきた名手となる。

物語の主人公・石渡杏役には、『嫁はミツボシ。』(2001年)以来、19年ぶりにTBSの連続ドラマで主演を務める木村。杏は旅行代理店で働く夫と一人息子の3人で何不自由ない生活を送っていたが、ある日突然、夫が失踪し生活が一変。その後、息子をシングルマザーとして育て、この春有名進学高校に入学させたという役どころだ。

また、杏と同じく名門校に通う息子を持つ林優子を演じるのは、吉田。優子は、売れない小説家で主夫の夫と高校生の息子を養うバリバリのキャリアウーマン。家庭は順風満帆に見えるが、実は息子が長らく引きこもり生活をしていることを悩んでいる。

さらに、2人と同じ名門校に通う長男を持つ蒲原まりを演じるのは、仲。まりは、長男のほかに2人の娘を持つ3児の母で、夫は法律事務所の代表。キラキラしたセレブ暮らしを送っているが、夫が不倫をしていることに気づいていながらも、問い詰めることが出来ずにいる。

三者三様の家庭環境を持つ3人の美しい母たちには、一見幸せそうな生活を送りながらも、誰にも言えない秘密と悩みが。ギリギリで平穏を保っている母親たちの心の隙間、夫に対する「好き」という感情が抜けたところに、別の男性が入ってきたら、新たな恋が始まり……。

キャスト3人と、柴門、大石からのコメントを紹介する。

<木村佳乃コメント>
同じ高校に通う息子を持つ3人の母の恋物語。果たして母は恋をして良いのか? 母になったら、女ではないのか? 恋心が理性に打ち勝つ瞬間。そんな難題に立ち向かう事になりました。

実は私、この漫画のいちファンとして読んでおりました。まさかその中の1人を自分が演じる事になろうとは……! 精一杯、恋する母を演じます。どうぞ宜しくお願い致します。

<吉田羊コメント>
若い頃、柴門ふみさんが描く「楽しいだけじゃない、リアルな恋」に幾度となく鍛えられてきました。しかし今回の主人公は「母」。全てを投げ打って恋人の元へなんて簡単には出来ません。なのに彼女たちは、逆風吹き荒れる荒波に、本能で、船を漕ぎ出すのです。

「妻・母・嫁」――。結婚した彼女たちには沢山の役割があります。私が演じる優子さんには、加えて仕事も。こうあるべきという各枠の中で、迷い、もがき、覚醒してゆく彼女たちですが、その根底には、「必要とされる喜び」というピュアさがある気がしてなりません。皆様に共感していただけるよう、丁寧に精一杯演じさせていただきます。

<仲里依紗コメント>
TBSのドラマに出演させていただくのは、『あなたのことはそれほど』以来となります。そのときとは180°違う役柄なので、今からとても楽しみです。今回演じる蒲原まりは、天真爛漫に見えて、すごく考えている人なので、そのあたりをきちんと演じていきたいと思います。

<原作者・柴門ふみコメント>
境遇も性格も異なった3人の女性が共通の悩み事を通じて出会ってしまうという設定は『想い出づくり』からヒントを得、複数の同時進行の恋愛で引っ張って行くスタイルは『金曜日の妻たちへ』で学びました。

なので今回のTBSドラマ化に、奇縁というよりむしろ必然を感じます。連載当初からドラマ化のお話をいただき、何年もかけてキャスティングのご提案を受けました。その結果、これ以上望むべくもない原作のイメージ通りの配役をしていただけました。美貌と演技力を兼ね備えた女優さんたちでワクワクします。脚本は大石静さんですから、これはもう間違いありません。この秋は“金曜日の恋する母たち”を、イチ視聴者として楽しみたいです。

<脚本・大石静コメント>
3人のヒロインは、ひとつの価値観に苛まれています。それは、母たる者は子育てを生きがいとし、人生の第一義としなければならないという価値観です。しかし、人生の盛りを生きるヒロイン達は、新しい出会いをも本能的に求めており、その想いを押し殺して生きることの残酷さも知っています。

現実の世の中は、婚外の恋を糾弾する風が、恐ろしいほど吹き荒れていますが、いいとか悪いとかの前に、“恋”は命を息づかせてしまうもので、抗いがたい魅力で人を翻弄します。それは母であっても妻であっても同じです。

視聴者の皆様には、こういう時だからこそ、ドラマの中で夢を見ていただきたいと願って、このドラマを書き始めました。現実の中ではなくドラマの中で、迷い、揺れ、震えて下さい。リアルと夢が、絶妙に交錯する柴門ふみさんの原作の持ち味を、精一杯生かす脚本にしたいと思っています。ぜひご覧下さいませ。

美と演技力を兼ね備えた3人の女優たちが演じる、傷つきながらも、強くたくましく一生懸命に生き抜く母親たちの姿、そして再び女性として恋に落ちてしまう瞬間を描く、リアルなラブストーリーに期待が高まる。

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