山下智久「自分を出しやすいキャラクター」ロボットハンドの義手を持つ天才科学者役に挑戦!新ドラマ『インハンド』

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山下智久が、4月スタートのTBS系金曜ドラマ『インハンド』で主演を務めることがわかった。山下のTBS系連続ドラマへの主演は、2015年の『アルジャーノンに花束を』以来、4年ぶり。本作で山下は天才科学者に扮し、次々と巻き起こる難事件を科学的な方法で鮮やかに解決していく。

原作は、隔週発行の漫画誌「イブニング」(講談社)に連載中の朱戸アオによるサイエンスミステリー。山下演じる主人公の紐倉哲(ひもくら・てつ)は寄生虫を専門とする天才科学者で、植物園を改造した自宅兼研究室に引きこもり、気のむくままに好きな寄生虫の研究をしている。右手がロボットハンドの義手、性格は人嫌いでドSな変わり者。そんな紐倉と助手の高家春馬(たかいえ・はるま)のもとに、内閣官房サイエンス・メディカル対策室の牧野巴(まきの・ともえ)という美人官僚が訪れるところから物語はスタートする。

近年、科学の進歩によってグローバル社会化が進み、従来の概念を超える未知の病気や事件などが発生。それらに対応するために、サイエンス・メディカル対策室は博識で天才的な頭脳を持つ紐倉に協力を仰ぐのだった。好きな研究だけしていたい紐倉は、役人への協力などまっぴらごめんだったが、ある事件にまつわる謎の生物や感染症には興味を示し、首をつっこみ始める。

紐倉が立ち向かっていくのは、海外からやってきた未知の病原体、身近な生物から感染する謎の病気、最先端科学の若返り技術、遺伝子ドーピング、未曾有のバイオテロなど、想像を超えるものばかり。紐倉は、数々の難事件を科学の知識と鮮やかな発想で解き明かし、苦しむ人々を救っていく。ドラマは1話完結型で、紐倉が義手になった経緯や謎めいた過去などはストーリーが進むごとに明かされていく。

今回、変わり者の天才科学者を演じる山下は、「一見何を考えているのか分からない変わり者ですが、どこか陰を感じさせる部分があって。でも実は人の心をしっかり分かっているところが紐倉の一番の魅力だと思います」と解説。

また、「本当に救ってあげないといけない人が目の前に現れた時には、自分が人生の中で培ってきた経験を相手としっかり共有して救い出す。それは彼がこれまでの人生で様々な葛藤、苦しみをしっかり味わってきたからこそ、出せる光と影だと思います。ドラマでも、紐倉の陰と陽はしっかり見せていきたいです」と意気込みつつも、「やり過ぎると引かれてしまうし、バランスが大事だなと思います」と、変わり者を演じる難しさも告白。

その上で、「僕自身も割と紐倉と同じタイプなので、彼の生き方には共感できる部分がすごくあります。今まで演じてきた役の中では比較的自分を出しやすいキャラクターな気もするので、紐倉と僕でいい化学反応を起こせるんじゃないかと思っています。紐倉との出会いを大切にして、丁寧に作っていきたいです」とやる気を見せた。

演技プランに関しては、「紐倉が持っている本当の人間的な部分は、序盤は隠しながら演じていくと思います。感情レベルがMAX5だとしたら、2くらいかな。そのバランスも数学的に考えながら演じたいなって」と明かし、「きっと紐倉は科学者なので、いろいろな物事をそんな風に数学的に考えているんじゃないかなと思うんですよね」と分析。

最後に本作の見どころについては、「自然を科学でしっかりと証明しながらも、事件だけではなく人の心も紐解いていく作品です。人の心をしっかり見つめているので、性別や世代を超えてどんな方の心にも伝わるものがあると思います」と説明し、「その中で一緒に事件を解決していく助手たちとのチーム力、描かれる人間愛、小が大を負かす“弱きを守る”という3つのバランスを大切に描いていきたいです。ぜひ楽しみにしていてください」と締めくくった。

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