『ひよっこ』タイトルバックで話題に!ミニチュア写真家・田中達也の新たな挑戦に密着

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1月13日放送の『情熱大陸』(MBS/TBS系、毎週日曜23:00~※この日は23:25~)は、連続テレビ小説『ひよっこ』のタイトルバックなどを担当したミニチュア写真家の田中達也に密着する。

誰しも一度は思ったことがあるはず――ブロッコリーやパセリが森に見えたり、水面に浮かぶ葉っぱが小舟に見える、と。田中は、そんな何気ない思いつきをジオラマ用の小さな人形と身近にある日用品や食品を使ってアート作品にし、独特な“見立て”の世界を表現する。

例えば、クロワッサンを雲に見立てた「クモワッサン」。コッペパンを連結させ新幹線に見立てた「新パン線」。ブラシやタワシで稲刈りの風景を見立てた「田舎ぶらし」。ユーモアセンス抜群の作品たちを写真に撮り、2011年から「ミニチュアカレンダー」として自身のSNSで日めくりカレンダーのように毎日投稿したのが話題となり、現在Instagramのフォロワーは170万人超え。中国や台湾などアジアでも人気が高く、個展を開催すれば12万人もが来場し、現地メディアからは「小型(ミニチュア)の神」と賞賛される大注目のアーティストだ。

自身の職業を“見立て作家”とも語る田中だが、実際に私たちが普段何気なく目にしている日用品……例えば洗濯ばさみやトイレットペーパー、野菜、フルーツなどが田中の視点を通して何かに“見立て”られると、たちまちクスッと笑えるとびきり素敵な情景に生まれ変わる。果たしてその独特な世界観や発想はどうやって生まれるのか。その源泉を探るべく、創作活動や家族との生活に密着。すると独自の“見立てのルール”なるものが明らかに。ともすると物の使い方や見方を固定しがちな私たち大人とは対象的に、どこまでも柔軟で型にはまらない思考の方法や子ども心を保ち続けるヒントが盛りだくさんだ。

さらに今回、自身「初」となるスーパーマーケットでの美術展に挑戦した田中。ミュージアムではなく、日常の導線であるスーパーを舞台に一体どんな世界を作り上げるのだろうか。お洒落でスタイリッシュ、でもどこか懐かしく温かい……日常が非日常になるミニチュアワンダーランドの魅力と舞台裏をたっぷりと紹介する。

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