二宮和也、5分の手術シーンを10時間かけて撮影「本当に辛い」

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4月22日にスタートする新ドラマ『ブラックペアン』(TBS系、毎週日曜21:00~ ※初回は25分拡大)の第1話プレミアム試写会&舞台挨拶が16日、都内で行われ、主演の二宮和也をはじめ、竹内涼真葵わかな加藤綾子加藤浩次小泉孝太郎内野聖陽が出席した。

本作は、傲慢な性格と言動で周囲との軋轢を常に生み、「患者を生かし、医者を殺す」と評される孤高の天才外科医・渡海征司郎(二宮)が、嫉妬渦巻く大学病院という巨大な組織に真っ向から立ち向かい、最新医療機器・スナイプなどを巡る様々な不正や隠された過去を暴いていく、痛快な医療エンターテインメント作品。

観客の後ろで第1話を観賞していた二宮は、登壇して「非常に面白そうなドラマが出来上がりました」とニッコリ。「役柄上あまり人とは絡まず、オペ室に行くシーンくらいだったので、僕も見ていないシーンがあって。今、ようやく全てがつながりました。楽しく見られました」と感想を語った。

タイトルにちなんで、自身のブラックだと思う点を聞かれると、二宮は「ドラマや映画が決まったら嬉しいけど、撮影に入って時間が過ぎると“早く終わらないかな”と思ってしまう。自分の役がここで死んだら休みになるのかなとか……」と本音を告白。特に「今回は本当に辛い!」と溜息。10時間かけて撮影している手術シーンも、放送ではたった5分に短縮されているそうで、「ショックだよね……」と肩を落とした。また手術シーンでは、手術着の下にスナイプの放射線を防ぐためにプロテクターを着用しており、「なぜだかそれが重い。軽いのもあるけど3つしかなくて、誰かに必ず重いのが当たることになっている。誰に当たるかわからないから、なるべく早めに現場に行っています(笑)。そういうところまでリアルにやっています」と苦労を明かした。

また、本作にはさまざまなタイプの医師が登場するが、自分が患者なら誰に手術されたいかという問いに、二宮は「冴木先生(内野)! だって神の手を持っているんですよ?」と力説。自身が演じている渡海にはされたくないそうで、「手術前後(の処置やフォロー)もあるわけだから、こんなに冷たい人は嫌だ。入院から退院までのトータルを考えると、冴木先生が良いです」と理由を語った。一方、看護士・花房美和役の葵は「難しい。人気の冴木先生のところに行ったら、順番待ちがすごそう。高階先生(小泉)は患者さんにすごく優しいけど、今まで手術成功したところを1回も見たことがない(笑)」とコメントし、「渡海先生は、多少冷たくても絶対に治してくれるし、待たなくてよさそう(笑)」と語っていた。

そして劇中では「腕の良い医者は何をやっても良いんだよ」「1000万でもみ消してやる」など、ひどい言葉を連発する渡海だが、二宮は「もうちょっと“刺したい”時は、高階先生をグイグイ刺してます」とニヤリ。小泉は「何個心臓あっても足りない。二宮くんは台本に書いてない一言をグサッと刺してくる。そのセンスが素晴らしい」と“絶賛”すると、二宮は「そういう言葉がポンポン思い浮かぶから、俺は悪い奴なんだろうな……」と苦笑していた。

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