「ナナカオ」作者・甘詰留太、吉岡里帆主演作の“ちょいエロ”劇中漫画を監修

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吉岡里帆桐谷健太、向井理と三角関係の役を演じることで話題の新ドラマ『きみが心に棲みついた』(TBS系、毎週火曜22:00~、2018年1月16日スタート ※初回15分拡大)。この度、青年漫画「ナナとカオル」や「年上ノ彼女」などの代表作を持つ漫画家・甘詰留太が、本作の劇中漫画を手がけることがわかった。

本作は、本作は自分に自信が持てず、挙動不審になってしまう主人公・今日子(吉岡)が、厳しさの中にも優しさが溢れる漫画編集者・吉崎(桐谷健太)と、爽やかな顔の裏に冷酷さを隠し持つ大学時代の先輩・星名(向井理)の間で揺れ動く三角関係を描いたラブストーリー。普段はオドオドしている今日子が、勤務先の着メーカーでは別人のように意欲的に仕事をする様も見どころとなっている。

そんなドラマ本編と連動して進んでいくのが、吉崎が担当する漫画家・スズキ(ムロ)が描くちょいエロ青年漫画「俺に届け 響け!」だ。ドラマの序盤では、劇中作の主人公が下着メーカーに就職することになり、吉崎とスズキが取材のため今日子の会社を訪れることで、本編のストーリーが大きく展開。反対に、その本編の流れを受けて劇中作が作られていくことになるため、劇中作は単なる吉崎・スズキの職業を表現するツールではなく、ドラマ本編に影響を与える重要な存在になっている。甘詰の描く女性キャラクターの表情や特徴的なボディーラインは、吉崎の編集部やスズキの仕事場シーンで確認することができる。

作品が何度も映像化されている甘詰だが、自身の漫画が原作ではない映像作品に関わり、作画や監修を務めるのは初のこと。そして先日、甘詰が撮影現場を訪れ、演出家から意見を求められたり、桐谷やムロと言葉を交わしたりした。

甘詰は「ムロさんが僕の漫画を知っていてくれて、がっちり握手させてもらいました。桐谷さんは、男が惚れる男前ですね……。2人の掛け合いがテイクを重ねるたびに確実にカチッと噛み合っていく様は、プロだと思わされました」としみじみ。また、「僕の漫画も映画やビデオにしてもらったことがあるのですが、作品の“中”に自分の絵があるのは初めてで、恥ずかしいです。しかも作中で的確なダメ出し……うう、わかってます! 精進します!!」と感想を。劇中作である「俺に届け 響け!」については「女性キャラクターのプロポーションに関して妥協なき打ち合わせを重ねまして。女性視聴者が多いと思ったので“男のファンタジー”を剥き出しに描いていいものか迷ったのですが……」とこだわりを明かす。

桐谷は「第1話からネームを読むシーンがあります。甘詰先生の画が実際に目の前にあって、それを見ながらお芝居できるのは、演技の大きな助けになっていますね。本当に感謝しています」とコメント。ムロも「甘詰先生がスズキの画を描いてくださるということで、とても嬉しく思います。偶然ですが、少し前に先生のドキドキするちょっとエロい感じのマンガ『ナナとカオル』を読んでたんです。すごくエロいわけじゃなくて、ちょいエロなのがいいですよね。だから非常に嬉しく思ってますし、ありがたいです。その興奮のままに演じたいと思っています」と語っている。

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