『マツコの知らない世界』水森亜土が知られざる素顔&私生活を公開

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日常に潜む様々な“知らない世界”に精通したゲストが登場し、マツコ・デラックスにその魅力をプレゼンする番組『マツコの知らない世界』(TBS系列、毎週火曜20:56~)。4月19日は19時56分から、“食べて、歌って、触って楽しむ春の2時間SP”と題し、豪華3本立てで放送。独特のイラストと人柄で女の子のハートを掴み続ける水森亜土さんは「お絵かきの世界」を案内した。

■亜土ちゃん誕生の歴史
“永遠の乙女”である水森さんとマツコは初共演。スタッフからイメージを聞かれたマツコは「子どもながらにお変わりになった方だなと。私がテレビで見てきた人の中でもトップクラスぐらい印象に残っている方よね」と、不思議な「亜土ちゃんワールド」に興味津々の様子。一方の水森さんは「もうちょっと大きいかなと思ってた」と初対面の感想を。マツコに「似合うと思って」と、かんざしをプレゼントした。

建築家の父と画家の母の間に生まれた水森さんのお年玉は、スケッチブックとクレヨン。祖父も絵を描いていたとか。高校卒業後、ハワイのモロカイ・ハイスクールに遊学。母との約束で絵日記を描き始める。二頭身イラストのルーツは絵日記に描いた自画像。最初の頃のイラストは細長く描いていたが「忙しいし、早く寝たいから、段々体が短くなっていった」と、おなじみのタッチの誕生秘話を語った。

1965年に、NHK教育テレビ(現:Eテレ)「たのしいきょうしつ」のオーディションに合格し、テレビ出演。亜土ちゃんブームが到来した。当時、番組で披露していた両手お絵かきは、オーディション時についた嘘がきっかけ。特技を聞かれたときに、思わず「両手で絵が描けます」と言ってしまったらしい。しかし、実際にやってみたら普通に描けてしまったという。

1969年には、アニメ「ひみつのアッコちゃん」のエンディング曲を担当。その後、1981年にも「Dr.スランプ アラレちゃん」の主題歌で子どもたちのハートを鷲掴み。1970年代に入ると、亜土グッズ発売開始。若者を中心に大ブームを巻き起こした。今でも約100種類販売されている。

■亜土ちゃんの「ある日のスケジュール」
午前11:00に起床・昼食。11:30にNHK総合「にっぽん縦断 こころ旅」を鑑賞。出演者の火野正平にほっこりする。午後0:00に犬の散歩から個展の打ち合わせ、画材の買い出し。午後7:00にジャズライブ出演。午後11:00に夕食。午前1:00に帰宅、入浴。午前2:00にイラスト制作。午前2:30に入浴。午前3:00にイラスト制作。午前3:30に入浴。さらに午前4:00にイラスト制作、午前4:30入浴、午前5:00イラスト制作……と続く、驚きの生活ぶりを紹介した。

絵を描く時の集中力は30分が限度。気持ちが切れたらお風呂に入り、新たな気持ちになってクールな目で作品と向き合うようにしているとか。お風呂は「わに風呂」という、目だけを上に出す入浴法がお気に入り。「ワニになった気持ちになるんですよ。これは素晴らしい。実に愉快です(笑)」と、楽しそうにリフレッシュ法を明かした。

■秘蔵イラストが眠るアトリエ
自宅の玄関には絵がたくさん。お気に入りの作品が飾られていて、おなじみの「亜土ちゃんワールド」とは違う世界観の作品が多い。学生時代から熱狂的なファンだというマリリン・モンローのポスターなどがたくさん壁に貼られているスペースも。「モンローちゃんは春風みたいよね。冬に見ても春っぽい」と、目を輝かせながら話す水森さん。自作の絵に金髪の女の子が多いのは、マリリンへの思いが影響しているのだとか。

自宅の3階がアトリエ。約10畳の部屋の壁には、世に出なかった作品が飾られている。どれも描きかけのものや失敗作だが、水森さんにとっては我が子のような存在だという。

■進化する亜土コレクション
スタジオに「亜土ちゃんコレクション」が登場。初期の作品は、二頭身が全盛。中期は色彩重視で、現在はセクシー系が中心と、絵のタッチの変化が楽しめる。水森さんが絵を描く時には3つのポイントがあるそうで、一つは人前でキスをする人が苦手なため“重なる唇を見せない”。二つ目は、ペルシャ猫が好きだという理由から目の色を左右それぞれ違う色を使い、あえてバランスを崩している。そして三つ目のポイントは画材。ワイン・口紅などを絵の具代わりにして独特の風合いを出す。

■マツコが両手お絵かきに挑戦!
マツコは、まず「逆さ文字」に挑戦。アルファベットで“MATSUKO”と描いてみる。初めてとは思えないほど上手に描けたマツコは早速「Dr.スランプ アラレちゃん」のエンディング曲「アレアレアラレちゃん」をバックに、両手お絵かきを披露。水森さんから「色のセンスが良い」とほめられたマツコは「亜土ちゃんと一緒にお絵かきできるなんて感動だわ」と笑顔。最後は、水森さんからのリクエストで、ファンキーな音楽に合わせて一緒にダンスを踊った。


この日は他に、今や番組の常連とも言える主婦の野上優佳子さんが「春のお弁当の世界」を、文房具をこよなく愛す菅未里さんが「買い替え時の春に教えたい文房具の世界」の魅力について語った。

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