吉高由里子が主演を務めるドラマ『最愛』（TBS系、毎週金曜22:00～）の最終話が、12月17日に放送。ネット上では、宮崎大輝（松下洸平）の“2つの”電話シーンに「胸がえぐられる」との声があった（以下、ネタバレが含まれます）。
同ドラマは、殺人事件の重要参考となった女性実業家・真田梨央（吉高）と、彼女の初恋の相手で事件を追う刑事・大輝、梨央を支える弁護士・加瀬賢一郎（井浦新）を中心に描かれるサスペンスラブストーリー。
寄附金詐欺など一連の騒動の責任をとって梨央と政信（奥野瑛太）はそれぞれ社長を辞任。経営から身を引き、梨央はいち社員として薬の開発を続けた。一方、芝池公園の殺人事件や橘しおり（田中みな実）の転落死などは決定的な証拠が見つからず、捜査は打ち切りとなっていた。
大輝たちは秘密裏に事件を捜査。そこである1人のアリバイが崩れる。大輝はその人物に電話をかけた。その相手は加瀬だった。すべてを察した加瀬はシラを切りながらも、過去を振り返り始めていた。偶然にも渡辺康介（朝井大智）の遺体を目の当たりにし、死体遺棄に関与したこと、しおりを転落死させてしまったこと、渡辺昭（酒向芳）の殺人まで……。
彼が語らずとも事件の真相を突き止めている大輝は、涙ながらに「なんで一線を踏み越えた？ 踏み越えてまったら戻ってこられんやろ」と訴える。しかし「戻る気はありません。法律では守れないものがあるからです」と加瀬。彼の願いはただ一つ。梨央と優（高橋文哉）の幸せなのだ。大輝が「2人にとってお前がおらんくなることが、どういうことか分かっとるんか！」と言っても加瀬は揺るがない。大輝に梨央たちのことを託し、姿をくらませた。
加瀬との連絡が途絶えたすぐあと、薬の承認を祝したパーティをしていた梨央から電話が。加瀬の強い思いを感じた大輝は、彼女の承認報告に言葉を詰まらせてねぎらい。「梨央、幸せか？」と問うと「こんな幸せな日はないわ」との返事が。大輝は彼女の言葉に一筋の涙を流す。加瀬の願いが通じたからだ。
後日、雪がちらつく中、梨央と大輝で朝宮家の墓参りへ。そこで梨央は事件の真相を察しているとポツリ。それでも大輝はとぼける。帰り道に2人は手を繋ぐ。梨央の手をポケットに入れた大輝が「ちっちゃい手やな」と言うと、梨央は「あったかい手やな」と返し、笑いあった。
ネット上では、加瀬・梨央と会話をする大輝の電話シーンに「涙が止まらなかった」「ドラマ史に残る名シーン」「胸がえぐられる」との声が。ラストシーンについても「幸せそうで本当によかった」「最高でした」とのコメントがあった。
