木村拓哉、自らが訪問した被災地のドキュメンタリーにナレーションで参加「出来るだけ協力します」

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木村拓哉が、11月10日(日)に放送される『テレメンタリー2019』(テレビ朝日系、毎週日曜4:30~)の「俺たちのミカン」でナレーションを担当することがわかった。木村がドキュメンタリー番組のナレーションを行うのは今回が初となる。

この番組は、テレビ朝日系列の全国24局が週替わりで制作を担当するドキュメンタリー番組で、今回は、愛媛朝日テレビ(eat)が制作を担当。2018年に西日本豪雨被害を受けたミカンの産地・愛媛県宇和島市吉田町から、若者たちを中心に復興を目指すミカン農家を紹介する。

西日本豪雨による土砂崩れで甚大な被害が出たにも関わらず、被災後、すぐに若者たちが立ち上がった地区がある。それが、農家の4人に1人が若手という宇和島市吉田町の玉津地区だ。若手農家たちは、自ら重機を動かして農道を復旧。さらにはクラウドファンディングを活用して寄付金を募り、スプリンクラーの復旧も行った。10年前から徐々に若手が帰ってきたという玉津地区。彼らはなぜ一度は離れたふるさとに戻ったのか。そしてなぜ、農家という生き方を選んだのか。被災を機に、復興のみならず、その先に向かって動き始めた若手農家たちの姿を追う。

木村は、昨年8月、被災した宇和島市吉田町を城島茂TOKIO)らと訪問。住民らと交流し、被災地を元気付ける活動を行った。そんな縁もあり、今回のドキュメンタリーを制作したeatが木村にオファーしたところ、木村も快諾。ナレーションを担当することが決定した。

収録では映像を見ながら、登場する吉田町の人々に寄り添うように時に力強く、時にやさしく自らの思いを込めるように声を入れていく木村。まるで目の前にいる人に訴えかけるように両手を動かすなど、強い思い入れを感じさせる初ナレーションとなった。また、チェック後に自ら「ここもう一回いいですか?」と撮り直しをお願いする場面も。

収録後、番組の取材スタッフから吉田町の現在の様子を真剣な眼差しで聞いていた木村は、「なにかありましたら出来るだけ協力しますので、また声をかけてください」と言い、スタジオを後にした。

若者たちを中心に前へと進み始めた宇和島市吉田町の今を、木村のナレーションが伝えていく。

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