綾野剛「沢尻エリカはカリスマ感あり」『ハゲタカ』で3度目の共演

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7月19日よりスタートする綾野剛が主演するドラマ『ハゲタカ』(テレビ朝日系、毎週木曜21:00~)の制作発表記者会見が9日都内で行われ、綾野と、共演の沢尻エリカ渡部篤郎光石研杉本哲太小林薫と、原作者の真山仁が出席した。

本作は、真山氏が2004年に発表した傑作小説のドラマ化で、バブル崩壊後の1997年、“失われた10年”の渦中にあった日本に突如として現れた外資ファンド代表の鷲津政彦が主人公。“ハゲタカ”と激しいバッシングを受けながらも、不良債権を抱えた大銀行や経営不振の名門企業へ、次々と買収劇を仕掛け、鮮やかに勝利していく様が描かれ、サラリーマンたちから圧倒的な支持を集めた。

綾野は「スキャンダラスなキャスティングがかなったと思っています」と今回の豪華キャストに誇らしげな表情。中でも沢尻とは過去3度共演しているが、「今まで共演した役は普通じゃない役ばかり。今回、ちゃんとした会話をしているのがなぜか恥ずかしくて」と照れながらコメント。沢尻も「3度目の共演ですけど今回が一番緊張しますね」とにっこり。

沢尻は今回、ホテルウーマン役だが、「綾野君を筆頭に実力のある俳優さんばかり。緊張感を持ってやっております」とコメント。「綾野君ふんする鷲津はめちゃくちゃカッコいい」とも持ち上げたが、鷲津と綾野のギャップにはまっているといい、「最初のシーンは草原のシーンだったんですけど、鷲津がカッコいいなと思って見ていたら突然綾野君が『四葉のクローバーみつけたよ~』って。驚きました」と嬉しそうに紹介。

シリアスな作品だが、現場は和やかだといい、光石も「綾野さんはおちゃめなところがあって、役の反動だと思うんですけど、撮影の最初の頃はかなりふざけて、裏声で喋ったりして、そこに癒されます。鷲津じゃないキャラでまずやって、本番で突然鷲津に戻るって感じで」と紹介。これに綾野は「光石さんと杉本さんが、目の奥がふざけているから(自分もやるんです)」と反論した。

会見では鷲津のキャラクターに絡め、それぞれにとってのカリスマと思える人物を明かす場面もあったが、綾野はここでも「沢尻エリカはカリスマ感ありますよ」と沢尻推し。沢尻を「本当にそういうのやめて」と慌てさせる一幕も。また綾野は「アスリートに対する敬意をずっと持っています」とカリスマと思う相手にアスリートを挙げ、「僕らは嘘のことをやっているんですけどアスリートは本当しかない。やっぱりカリスマだと思います」とその理由を話していた。

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