漫才日本一を決める『M-1 グランプリ 2018』の開催会見が21日、都内で行われ、昨年の王者・とろサーモン（久保田かずのぶ、村田秀亮）が出席。優勝賞金のトホホな使い道を明かして会場を沸かせた。

この日登壇したのは昨年のファイナリスト、セミファイナリストの和牛、スーパーマラドーナ、ジャルジャル、マヂカルラブリー、ミキ、かまいたち、ゆにばーす、さや香、三四郎、さらば青春の光。司会はトータルテンボスとABCアナウンサーの斎藤真美が務めた。

トップバッターで壇上に現れ、昨年の賞金1000万円の使い道を聞かれたとろサーモンだが、村田は「優勝した後は仕事が1日7本くらいあったんですけど、（ストレスから）散財しました」と苦笑い。「後輩におごったりしてカードの払いが半端なかったです。もうほとんど残っていないです」と明かした。

久保田も「弟の子供にランドセルを買ってあげました」と笑顔で報告したが、優勝について「優勝するってすごいんですよ、優勝して翌日からずっとやめていたタバコを吸い始めましたからね」とその反動もカミングアウト。久保田は優勝したら“結婚”を公約にしていたが、その5、6年付き合った彼女と住む家を借りたところフラれてしまったことも合わせて告白。「今、だだっ広い家に1人です」と話し、深いため息をついた。

会見では今年の出場資格が発表されたが、昨年と同様コンビ結成15年以内で出場可能。プロ・アマも問わず、優勝賞金は1000万円。審査基準は「とにかく面白い漫才」。8月1日から予選が行われ、1回戦、2回戦、3回戦、準々決勝、準決勝と5回の予選を勝ち抜いた組が、12月に生放送で行われる決勝戦に進出することができる。また、準決勝で敗れた組には、決勝当日に行われる敗者復活戦の出場権が与えられ、勝者1組だけが決勝に駒を進めることができる。

さらば青春の光・森田哲矢はライバルを問われると「ライバルも何も和牛さんが絶対に優勝すると思うんで」と優勝候補に和牛を指名。「和牛さんが優勝しないわけがない」と和牛を持ち上げたが、和牛はこれにあきれ顔。「ああやっていつも僕らのハードルを上げてきよるんです」とその発言そのものが森田の作戦であると指摘。

かまいたち・山内健司は「あと5日くらいで実は子どもが生まれるんです。優勝したら賞金で子どもを全身ルイ・ヴィトンにします」と宣言。和牛・水田信二は「はよ優勝したい」と心中を吐露し、「優勝できなかったらお遍路さん回ろうかな」とコメント。一方、優勝した場合を問われると「和牛専用の劇場を作ろうと思います」とコメント。「キャパは200人くらいの会場で、そこで毎日公演します」と話して周囲を驚かせていた。