森崎ウィン演じる小林の過去と作家としての苦悩が明らかに「内側を知れた」「言葉がずっしりきた」

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町田啓太が連続ドラマ初主演を務めるドラマ特区『西荻窪 三ツ星洋酒堂』(MBS、毎週木曜24:59~ほか)の第5話が、3月11日に放送。森崎ウィン演じる店のオーナー・小林直樹の過去が明らかになり、インターネット上では様々な反響が寄せられた(以下、ネタバレが含まれます)。

「ミステリーボニータ」(秋田書店)で連載中の浅井西によるマンガをドラマ化。東京・西荻窪の片隅にひっそりと佇むバー“三ツ星洋酒堂”を舞台に、町田演じる美しいバーテンダー・雨宮涼一朗、シェフ・中内智(藤原季節)、オーナー・小林が、悩みを抱える客にカクテルや料理を通して勇気や希望を与えていく。

売れないミュージシャンの神田幸平(前原滉)から、恋人にプロポーズするので協力してほしいと言われた雨宮。しかし、小林は「断れ」といい顔をしない。中内が間に入り、なんとか幸平のサプライズに協力することに。そして、恋人の崎本里奈(堀田茜)を連れて店にやってきた幸平は「俺と結婚してください」とプロポーズ。里奈に差し出した缶詰の中には婚約指輪が入っていた。

雨宮(町田啓太)と中内(藤原季節)は幸平(前原滉)のプロポーズに協力するが…
雨宮(町田啓太)と中内(藤原季節)は幸平(前原滉)のプロポーズに協力するが…

しかし、里奈は「ごめんなさい、受け取れない」と断り、「あのね、私も今日話をしようと思ってきたの。別れたい」と告げる。実はバツイチで子供がいることを告白した里奈は、「子供のことはもちろんある。でも、私と付き合ってから幸平無理してる」と、別れを切り出した理由を明かし、店を去ってしまう。

落ち込む幸平は、曲作りに行き詰まりを感じていたことを雨宮に吐露。「里奈とも音楽とも真剣に向き合うために結婚したいと思ったのに」という幸平の話を聞いていた小林は、「現実が見えてる彼女と、夢を追ってるあんたとじゃ、結果は見えていた」と、辛らつな言葉を浴びせる。

「自分のために夢を諦めないで」と里奈(堀田茜)
「自分のために夢を諦めないで」と里奈(堀田茜)

別の日、スーツを着た幸平が再び来店。緊張気味の幸平に、雨宮は日本酒ベースのカクテルを差し出し、「緊張するのは相手のことを本当に思っている証拠です」と寄り添う。幸平に呼び出されて店にやってきた里奈は、幸平から音楽を諦めて就職したことを聞かされる。里奈と一緒に家庭を築きたいと言う幸平と、自分のために夢を諦めないでほしいと言う里奈。

そんな2人の前に立った小林は、祖父の好きだった年代物のラム酒を差し出し、「いいものができるには時間がかかる。酒も、人生も」と切り出す。作家としてスランプに陥っている自分と幸平を重ねていた小林は、過去のある出来事を思い出していた。小林が2人に伝えたのは、祖父の「いつか何かにつながる。だが時間はかかる。だから焦るな。何一つ無駄なことなんてない。大切だと思ったら、全部抱えていけばいい」という言葉。そして、「嫌じゃないなら、一緒に待つのを楽しんだらどうかな」と、2人に優しく語りかけるのだった。

雨宮(町田啓太)
雨宮(町田啓太)

小林の過去や苦悩が明らかになった今回。ネット上では「やっと小林くんの内側を知れた」「少し顔がほころぶところがとても印象的でした」「オーナーのその時まで楽しめばいいという言葉がずっしりきた。そんな簡単にはうまくいかないだろうけど先は長いからね」などのコメントが寄せられた。

次回、最終話となる第6話は3月18日に放送。デザイナーとして海外で活躍する才川尚美(中山美穂)が三ツ星洋酒堂にやってくる。才川は、先代のマスターに会いに来たという。

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