沢村一樹が過去を背負う新主人公を熱演した『絶対零度』シーズン3がTVerで配信中

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沢村一樹が主演を務めるドラマ『絶対零度~未然犯罪潜入捜査~』(フジテレビ系、2018年)が、民放公式テレビポータル「TVer(ティーバー)」にて期間限定で配信されている。

2010年に上戸彩主演の『絶対零度~未解決事件特命捜査~』がスタート。好評を受け、翌年の2011年にはシーズン2となる『絶対零度~特殊犯罪潜入捜査~』が放送される。そして、2018年には新たに沢村を主演に据えたシーズン3の『絶対零度~未然犯罪潜入捜査~』が月9枠で放送され、さらに2020年には同タイトルのシーズン4が放送に。エンターティメント性の高い刑事ドラマとして人気を博した。

上戸演じる刑事の桜木泉が過去の埋もれた未解決事件や、現在進行系の表面化しない事件と向き合った前シリーズに対し、本作で取り扱うのは、まだ起きていない未来の事件。国民の個人情報をAIが解析し、重大犯罪に手を染める可能性の高い人物を割り出す未然犯罪捜査システム、通称・ミハンシステムを巡る物語が繰り広げられる。

沢村が演じるのは、ある事件をきっかけに未然犯罪捜査班に異動した元公安のエリート刑事・井沢範人。班長を務める井沢のもと、類まれなる格闘センスを持つ小田切唯(本田翼)や高い情報収集能力を誇る南彦太郎(柄本時生)ら個性的なメンバーが、ミハンシステムの割り出した危険人物が起こすかもしれない犯罪を阻止するために潜入捜査を行っていく。

冤罪を生み出す可能性のあるミハンシステムを軸とした骨太なストーリー展開もさることながら、注目はやはり井沢のキャラクター性。どこかひょうひょうとしていて掴みどころのない印象を与えつつも、只者ではない雰囲気を漂わせている。沢村は表情の演技や切れのある身のこなしなどで、過去の出来事から犯罪者を執拗に追い詰めていく井沢を見事に体現。『絶対零度』シリーズの新たな主人公として、圧倒的な存在感を見せつけた。

他にも、かつて桜木とバディを組んでいた山内徹(横山裕)と井沢の絡みや、徐々に明らかになっていく井沢の過去、派手なアクションシーンなども見どころの一つとなっている。

なお、TVerでは「これぞTVer!傑作ドラマ特集」と題し、過去に話題となった作品が続々と配信されている。

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