池脇千鶴が9年ぶりに連ドラ主演を務めるオトナの土ドラ『その女、ジルバ』(東海テレビ・フジテレビ系、毎週土曜23:40~)の第4話が、1月30日に放送。インターネット上では、震災や戦争について触れるシーンにコメントする視聴者が多くいた(以下、ネタバレが含まれます)。

「第23回手塚治虫文化賞マンガ大賞」を受賞した有間しのぶによる話題作が原作。人生を諦めかけていた40歳の笛吹新(池脇)が、超高齢熟女BAR「OLD JACK&ROSE」の扉を開き、どんな時代も明るくポジティブに生きてきた熟女ホステスたちの影響をうけ、前向きに歩み始める物語。

地元・福島にいる弟の光(金井浩人)から電話がかかってきた。町おこしイベントで東京に来ているらしい。新は倉庫に出向したことや「OLD JACK&ROSE」で働いていることを報告していないため、そのまま隠し通そうとする。しかし、光が偶然店にやって来て鉢合わせに。すべてを打ち明けることにした。

弟は地元でカフェ運営を計画しており、必ずオープンすると意気込む。福島の沿岸部の街で会社員として働いていた光。2011年の地震と津波で、職場も自宅も失った。奇跡的に命は助かったが、その後、住んでいた街を離れて、実家で両親と共に暮らしている。光は震災から今までを振り返り「あっという間のようで長かった……」と回顧。そんな彼を新は優しく見つめた。

彼の上京をきっかけに、2011年3月11日を思い出す新。震災の日から心にしこりがあるという彼女。“同じように余震に怯えていても、それでも故郷より安全な場所にいる。寒さもなく、のうのうと生きている。私がしたことは、わずかな募金とささやかなボランティア”と心の中でつぶやく。以前、地元に帰ったとき、光から「姉ちゃんに俺たちの気持なんかわかんねーべ!」と言われたことを回想した。

店では「ジルバをしのぶ会」が開催された。光も参加したこの会には、直木賞作家でチーママの大田原真知(中尾ミエ)の姿も。彼女は、ジルバの過去を語り始める。移民したブラジルでさまざまな苦労をしたこと、ブラジルから日本へ帰る船上で夫と子供を亡くしたこと、日本に帰国後も、太平洋戦争に巻き込まれたこと、そして60年間「OLD JACK&ROSE」に身をささげたことを皆に教えた。

閉店後、ジルバの話を聞いた光は「俺も頑張らねばって勇気をもらった。ここに寄ってよかった」とポツリ。そんな弟を見て新は、“ジルバさんも弟も、どれだけの苦しみを笑顔の下に抱えていたのだろうか”と心の中で思うのであった。

ネット上では「戦争のことも震災のことも触れてはいけないことのようだけれど忘れてはいけない」「震災から10年のこの時期にこの作品をドラマ化したこと、本当に素晴らしいと思う」「誰かの生き方が誰かの勇気になる。全く知らないジルバママの生き方が弟くんの前を向く勇気になった」といった声があった。

次回は2月6日に放送。浜田スミレ(江口のりこ)がある決意をして新は仰天する。

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