小澤征悦『パパがも一度恋をした』で主演!塚地武雅が人生初のヒロインに

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小澤征悦『パパがも一度恋をした』で主演!塚地武雅が人生初のヒロインに

小澤征悦が主演を務めるオトナの土ドラ『パパがも一度恋をした』(東海テレビ・フジテレビ系、毎週土曜23:40~)が、2020年2月1日からスタート。小澤は約6年ぶりの連ドラ主演となる同作で、3年前に最愛の妻を亡くして以来、引きこもり生活を送るダメパパ・山下吾郎を演じる。

「週刊ビッグコミックスピリッツ」(小学館)で連載された阿部潤による同名コミックが原作。妻が亡くなって以来、ショックで3年間引きこもり中の吾郎の前に、不審な中年男が突如現れる。その正体は吾郎を心配するあまり、けなげにもおっさんの姿になって生まれ変わってきてくれた妻・多恵子だった……。少しずつ再生されていく家族の絆をハートフルに描き、毎話、笑って泣ける、新時代のラブコメホームドラマ。なお、2016年にスタートした「大人の土ドラ」では24作目にして初のコメディ作品となる。

多恵子の生まれ変わりとなる「おっさん多恵子」を演じるのは、塚地武雅ドランクドラゴン)。塚地にとっては役者人生初のヒロイン役に挑戦となる。そして、塚地と二人一役のヒロイン・多恵子を演じるのは本上まなみ。さらに、吾郎と多恵子の一人娘・トモ役に福本莉子、吾郎の従兄弟でトラブルメーカー・加藤英太役に塚本高史、吾郎の父・タロスケ役に麿赤兒が決定した。

小澤、塚地、本上のコメントを以下に、紹介する。

<小澤征悦コメント>
オファーをいただいた時は「自分で大丈夫なのか?」という不安もありましたが、正直嬉しく、また高揚したのを覚えています。原作漫画も読み、涙が出るほど爆笑し、そして大きな家族愛を感じて、また涙しました。これは間違いなく面白いものになると確信しました。台本にも原作の面白さや疾走感が表現されていて、読んでいて楽しかったです。台本を読んだ後、原作との相違点や「ここはもっと膨らませよう」など意見交換を、監督や制作チームとさせていただいたことで、よりパワーアップした台本へと進化させることが出来たと自負しております。我々の仕事は、「始めに本ありき」と言われています。台本が良ければ良いほど、現場での撮影に深みが出て、またそこから良いアイデアも生まれていきます。ですので、はじめに話し合えたことによって、チームの一体感も深まり、「良い台本」が「より良い台本」へとグレードアップしたのは大きな喜びです。それは逆に言えば、現場での芝居の難易度も上がったということで、俳優部は大変になると言うことですが(笑)。

自分は芝居する時いつも、映像作品を一つの「絵」として見る、ということを心がけています。映像作品がキャンバス、監督が絵描き、そして俳優は様々な色の絵具、です。俳優一人ひとりに、その作品で与えられる「色」があって、監督が「筆」で、キャンバスに「絵」を描いていく。今回は主演ということで、大きな絵の主題になるとは思いますが、でもどんな色も、例えば赤い点一つでも、それが欠けたら絵は完成しません。なので自分は、どんな色も、どんな役も、大事に演じていきたいと思っています。「人は見た目を愛するのか、それともその人の中身を愛するのか」というとても大きな、そして大切なメッセージを、笑いと涙と共に、この作品を通じて伝えていけたらと思っております。素晴らしい原作や台本のもと、現場スタッフキャスト一丸となって、笑って泣けてまた笑える、そんな「パパ恋」を目指します。愛する人が全く違う姿で戻ってきたら……。そんな非日常が日常になっていく世界観を、真摯に、真面目に、一切の笑いを排除して(嘘です)演じていきたいと思っております!

<塚地武雅コメント>
お話をいただいたときは「僕がヒロイン役!? 何かの間違いでしょ?」と、ただただビックリしました。ですが、内容を聞いて納得しました。おっさんに生まれ変わったヒロインなんだなと。美女と野獣ではなく美女が野獣といった感じだなと。(まぁ僕は野獣ほどカッコよくもないですが……)面白いお話なのでぜひやりたいと思いました。今回僕が演じるのは、小澤征悦さん演じる夫・山下吾郎を心配するあまりよみがえった妻・多恵子。おっさんになった姿の女性とはいえ、まさか自分がヒロイン役に選ばれる日がくるなんて想像したことも、「いつかはヒロイン役をやりたい」なんて思ったこともありませんでした。コントやYouTubeで女性キャラを演じることはありますが、今回のドラマではこのままの姿で、扮装もメイクもせず、女性に見えないといけない。難しい役であるのは間違いないのですが、その反面やり甲斐も感じます。面白そうだし、楽しみの割合の方が大きいです。

主演の小澤征悦さんとは初共演です。バラエティで拝見していると、サービス精神もあってポーカーフェイスでひょうひょうとボケるイメージがあります。お芝居ではシリアスな演技からどんなクセのある役も演じる幅の広さも感じますので、とても頼もしいなと思っています。ドラマを通じて、人は見た目じゃないんだと……。心が大事だということが伝われば。……ん? 失礼だなっ! 僕の役は「薄汚いおっさんが!」とかボロクソ言われるのですが、自分でも笑ってしまうぐらい面白いです。それでいて切ないラブストーリーの要素もあり、とても楽しめる作品です。この見た目のまま、ちゃんと多恵子に見えるよう、全力で演じてみせます。究極の愛の形を、ぜひ見届けてください。

<本上まなみコメント>
声を掛けていただいてとても嬉しかったです。原作コミックを読んで、なんて愛おしい家族なんだろうと感動しました。おっさんの姿になって戻ってきた亡き妻を戸惑いながらも受け入れる吾郎はもちろんですが、理解できずに苦しむ娘のトモも、意外とあっさり受け入れる吾郎の父のタロスケも、みんな心にぽっかりと大きな穴が空いたまま、埋められずにいた人たち。周りからはヘンテコで奇妙な家族に映るかもしれないけれど、不器用ながらも一生懸命おっさんの姿になった多恵子に向き合っていく姿は、この一家にとって彼女の存在がどれほど大きかったかということを示していると思うのです。多恵子役は責任重大。身が引き締まる思いで台本を読みました。

今回、塚地武雅さんと「二人一役」を演じるのですが、2008年の映画『ハンサムスーツ』以来の共演です。塚地さんとひとりの人を演じる体験ができるなんて、思ってもみなかったので、本当に嬉しいです。塚地さん、きっととびきり可愛い多恵子になるんだろうなあ……。私は素の状態は気質がかなりおっさん寄りなので、可愛さが霞まないようにがんばらないと! と思っています。主演の小澤征悦さんとは18年ぶりの共演なのですが、大らかさを持ちつつも好奇心が旺盛で、なにか面白いことはないかな、もうちょっと面白くできないかなというようなことを常に考えている人、という印象があります。いつもドアは開けっ放し、という雰囲気でいてくださるので、ご一緒していて非常に居心地がよいです。長い長い冬の夜、このドラマでくくく、と笑って少しでも温かい気持ちになっていただければ、と思っています。とにかく登場人物が個性的な面々ですので画面が暑苦し……いえ、見るだけで、良い具合にぽかぽかしてくるはずです。

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