小島藤子演じる海里「私を好きなように…」百合のために決断『百合だのかんだの』第5話

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百合のために不破のストレスを受け止めようとする海里
百合のために不破のストレスを受け止めようとする海里

野島伸司が脚本を手がけ、馬場ふみか小島藤子が共演するオリジナルドラマ『百合だのかんだの』が、フジテレビの運営する動画配信サービス「FOD(フジテレビオンデマンド)」で配信中。第5話「変態エチケット」では、馬場演じる百合の“エチケット”にまつわる悩みと、小島演じる海里の“決断”が描かれた。

本作は、『パパ活』や『彼氏をローンで買いました』に続く、社会派ドラマの巨匠・野島が脚本を手がけるFODオリジナル連続ドラマの第3弾。偶然再会した2人の女性が、友情や親友という言葉だけではくくれない関係を結び、やがてお互いを思いあうというストーリーが展開する。

第5話では、百合と海里が全裸になってエステの施術を受けているシーンからスタート。百合はここで、海里のアンダーヘアが綺麗に処理されていることに気がつく。ショックを受けた百合は、大学の友人である志保(都丸紗也華)や智美(中尾有伽)に相談。2人は互いに目配せをしながら、百合に対し、「欧米じゃ処理は当たり前のエチケット」「不衛生で良いこと一つもない」「男性は大喜び」など、アンダーヘアの処理がいかに大切かを力説し、「もしかして、百合って、まだそっちの処理とかしてない人なの?」「モジャのまま?」と不安を煽る。2人の言葉に焦りまくった百合は、なんとその日の晩にアンダーヘアを処理する。

翌朝、「生まれ変わった気分」と上機嫌の百合だったが、海里にそのことを伝えると、「さては、あんたからかわれたね、2人に」と一言。海里は、欧米では確かにアンダーヘアを処理するのが当たり前だが、日本で処理している人は、まだ100人に2、3人くらいしかいないと百合に説明し、「新しい彼に遊んでいると思われるよ」「温泉に行ったりしても恥ずいよ~」と、そのデメリットを伝える。海里は不安がる百合に「心配しなくてもすぐ生える」と助言。その上で、「ただ、チクチクして地獄の痛みよ。アソコに剣山突き刺しているような」と、アンダーヘアが生えはじめの状態を説明し、再び百合をどん底に叩き落していた。

海里は、そんな人の言葉をすぐに信じてしまう百合の純粋な心を守るため、百合のストーカーだった大学教授の不破(石黒賢)を呼び出し、2人だけの話し合いを行う。不破は、事故によって何十年も意識が戻らない妻を世話しなければいけないという精神的な負担から逃れるため百合をストーカーしたと海里に告白。不破は、「明るくて、屈託のない、本心から同情してくれている彼女を見ると……怒りとも少し違う、彼女に救われたいという気持ちがより近い」と心境を明かす。

そして海里も「私が出会った人の中で、百合は一番素直でやさしいんです。信じられないくらい人を疑うこともなく、たぶん根っこが綺麗なんです」と百合への思いを不破に告げ、不破と妻との関係を「永遠の愛」と呼び、美化している百合の思いを守るため、あることを提案する。

海里は、不破に対し、ストーカーだという事実を公にすることなく、百合の理想の人物としてこれからも生きてほしいと懇願。戸惑う不破に、「その怒りは私が受け止めます。私を好きなようにしてください」と、不破の怒りやストレスの“はけ口”になることを決意する。

百合の知らないところで、献身的に百合を思い、不破と“関係”を結ぼうとする海里。百合はこのことに気づくことができるのか。そして、百合と海里の未来はどこへ向かおうとしているのか。第6話以降も、ますます目の離せない展開が繰り広げられる。

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