山本耕史、今度はヤクザ役に「振り幅のある役をやらせていただき有難い」

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二階堂ふみ亀梨和也KAT-TUN)がW主演を務める木曜劇場『ストロベリーナイト・サーガ』(フジテレビ系、毎週木曜22:00~)。このほど、5月23日、30日と2週にわたって放送される第7話、8話「インビジブルレイン」に山本耕史がゲスト出演することが決定した。

本作は、累計400万部を突破した誉田哲也の大ベストセラー警察小説「姫川玲子シリーズ」を原作に、ノンキャリアでありながら27歳という若さで警部補に昇任した女性刑事・姫川玲子が、部下である巡査部長・菊田和男(亀梨)ら姫川班メンバーとともに数々の難事件に立ち向かっていく本格派警察ドラマ。

山本が演じるのは、暴力団・極桜会(きょくおうかい)会長の牧田勲(まきた・いさお)。暴力団員であるという素性を隠したまま玲子と出会い、禁断の恋に落ちていく。

「インビジブルレイン」は、一人の暴力団員が惨殺されたことから始まるサスペンスストーリー。浮上する容疑者“ヤナイケント”を追う姫川に対し、警察上層部は捜査中断の指示を出す。指示の裏には、過去の不祥事を隠ぺいしようとする上層部の思惑が……。巨大な警察組織の後ろ盾を失ったまま、姫川は菊田たちの力を借りることもせず、無謀な単独捜査を進めていく。

そんな中、姫川と運命的な出会いを果たすのが山本演じる牧田だ。牧田もまた、とある理由から“ヤナイケント”の居場所を探しており、捜査中の姫川と出会った瞬間、本能的に惹かれ合っていく。複雑に絡み合う人間関係が紐解かれたとき、犯人の動機と事件の真相が明らかになる。そして、禁じられた関係に溺れていく姫川を待ち受ける切ない結末とは?

以下に、山本のコメントを紹介する。

<山本耕史 コメント>
――台本を読んだ感想

登場人物それぞれが抱える動機や思惑が複雑に絡み合っているストーリーだなと思いました。僕が演じる牧田も、自分の望んでいないところでヤクザ同士の抗争に巻き込まれていく。そんな人間関係が複雑に交錯しているからこそ、メインキャラクターたちが貫く一直線のエネルギーが効いていると思いますね。特に二階堂さん、亀梨くんの二本柱がハッキリしていて、彼らのぶれない思いがすごくかっこいいんです。

――牧田勲というキャラクターを演じるにあたり

ソフトな顔立ちなのでヤクザ役を演じる機会は多くないんですが、牧田役のオファーをいただき、「(僕という俳優を)そういう風に見ていただけているんだな」と感じられてうれしかったです。今放送中のテレ東ドラマ『きのう何食べた?』ではゲイの役。振り幅のある、いろんな役をやらせていただけることを非常に有難く思っています。

――姫川玲子との関係について

実際にあったらロマンチックだけどね……。ドラマだからこその設定だとは思うけれど、捜査員とヤクザが惹かれ合ってしまうという“禁断の関係”が現実にないとは言い切れないし、『ロミオとジュリエット』のような結ばれない恋を感じるととても切ないですよね。今の時代、ケータイもあるし、街中ですれ違う切なさは表現できないんです。だからこそ、こういう枷があったほうが視聴者の方も心を奪われるんじゃないかな。越えられない垣根があるからこそ、胸を締め付けるものがあると思うんです。

――二階堂ふみとの共演について

かわいいよね(笑)。そして目がすごい! きれいで深くて、不思議な目なんです。見ていると吸い込まれそうになるというか。24歳と聞いてびっくりしましたけど、大人の魅力を醸し出せる女優さんですし、秀でている何かを感じますね。

――視聴者へのメッセージ

亀梨くんとの関係を追いたいところだと思うんですが(笑)、禁断の愛を描く「インビジブルレイン」は大人の雰囲気が漂う物語になっていますし、女性らしい姫川の一面、目の奥にある彼女の心の動きを感じていただけると思いますね。姫川、菊田、牧田の三角関係が描かれるけれど、もし100人いたら100人が菊田を選ぶんじゃないかな……。だって、亀梨くんかっこいいもん(笑)。姫川と菊田のシーンを“へえ、こういう会話してるんだ”って端から見ているのが面白いんです(笑)。

<第7話あらすじ>
暴力団組織である六龍会の構成員、小林充(古野陽大)が何者かに殺害された。顔は傷だらけで、凶器は大ぶりで幅の広い刃物と推測。致命傷は胸部のものと思われるが、怨恨で何度も刺したというより、刃物の扱いに慣れていない者がメチャクチャに切りつけたように見えたという。殺害されていたアパートは小林が同棲中の志村恵実(玉井らん)の部屋。第一発見者でもある恵実に事情聴取が始まった。

特別捜査本部が立つ中野北署に集められた姫川班の面々。被害者が暴力団員であることから、刑事課と組織犯罪対策課の合同で捜査に当たることになった。その矢先、特捜本部にタレコミの電話が入る。それは「小林を殺したのは“ヤナイケント”」という内容だった。容疑者“ヤナイケント”を追おうとする姫川(二階堂)に、警察上層部は当人を追求しないよう指示を出す。指示の裏には、過去の不祥事を隠ぺいしようとする上層部の思惑があった。巨大な警察組織の後ろ盾を失ったまま、姫川は菊田(亀梨)たちの力を借りることもせず、無謀な単独捜査を進めていく。そんな中、同じく“ヤナイケント”の居場所を探していた極桜会会長、牧田勲(山本)と出会う姫川。相手の素性を知らないまま、姫川と牧田はお互い惹かれ合っていくが……。

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