デビュー15周年を迎えたNEWSのメンバー（小山慶一郎、加藤シゲアキ、増田貴久、手越祐也）が、敢えて、“前代未聞のとんでもなく過酷な場所で最高の歌を届ける”という『一曲NEW魂!!!!』（フジテレビ系）が、12月20日（木）23時から放送。あらゆる困難を乗り越えたどり着いた場所で、絶景ステージをバックに歌を披露する。
今回選ばれた場所は、日本三大奇景の1つと言われる、群馬県・妙義山。この岩山へ1泊2日かけて登り、自然が生み出した最高のステージ、奇岩“丁須の頭”で彼らの最新曲「生きろ」を歌うというミッションを遂行すべく山へ向かう。
当日の天気は雲一つない快晴。まずは、登山道入口にある「妙義神社」で安全祈願のお参りをすることになった4人。スタッフから「妙義は修験の山でもあり、登る人はまずこの神社に参拝し穢れや欲を落とすそうです」と説明を受けると、これから待ち受ける過酷な登山を思い表情が引き締まる。
登山経験はあれど、岩山は初めてという4人だが、日本屈指の山岳ガイドと山岳カメラマンを伴い、いよいよ登山開始。険しいルートに、弱気になる小山と増田。一方、加藤と手越は早いペースで進んで行く。ガンガン登っていく“加藤＆手越チーム”と、“小山＆増田チーム”に徐々に分かれていき距離が空いてしまった時に、手越が小山に大声で呼びかけて遊ぶなど、4人のムードメーカーに。終始ハイテンションで、歌を歌ったり他のメンバーをからかったりと、笑い声が山々に響きわたる。おやじギャグやモノマネが飛び交う、過酷な状況でも多くの笑いあふれる登山となったようだ。
1つ目の難所である「奥の院」は、ほぼ垂直の岩場を30m登る鎖場。岩場の基部からは到達地点を目視できない高さで、登山というよりむしろクライミング。これをクリアすると、次は2つ目の難所「ビビリ岩」が控えており、こちらは切り立った崖を横断しながら登っていく、上級者向けの登山技術が必要な場所だ。一歩足を滑らせれば、数百メートル下に広がる町並みに吸い込まれていくような感覚に足がすくむほど。4人は励まし合いながら難所を突破しようとするが、1人が恐怖のあまり脱落の危機に……。そしてなんとか、自然が生み出したステージ・丁須の頭に到着。丁須の頭は、メンバー4人が立つだけでギリギリの広さしかない岩。それどころか、前も後ろもスッパリと切れ落ちた崖で立つことすらままならない恐怖感の中で、「生きろ」を熱唱。ようやくたどり着いた場所で４人が何を思い、どんな気持ちで“「生きろ」”を歌うのか……。まさに、“一曲入魂”な歌唱に注目が集まる。
頂上で歌い終えた直後、“2日間の感想”を尋ねられると、小山は「2日間を一言で振り返る？ 無理ですね」と簡単には言い表せないさまざまな出来事や感情があった様子。加藤が「このためだけに2日山登るっていうのは、斬新ですよね。前代未聞だけど、その価値はあったよね」と感想を言うと、他のメンバーも口々に「すごい番組」「見たことない」と同調し、「気持ち良かった」と口をそろえる。増田は「ほんとに登れないかと思った」と不安だった気持ちを吐露。さらに、加藤が「めっちゃ怖かったけど、マッスー（増田）が難しいんだったら俺たちが前行こうぜ！ みたいに、この2日間で、絆というかチームワークがまた深まりました」と。また手越は、絶景をバックに歌った感想を「気持ちよかったですね。普段はマイクを通していたり、スピーカーを通していたりするけれど、今日はない。他のメンバーの生の声を聞いて歌う事ってないから……。“「生きろ」”の神髄、核みたいなもの、“「生きろ」”の心臓に到達した感じがします。この景色を見ていたら、頑張ったから、この山と森に歌わせてもらえる権利をやっと得たという思いです」といつもと違った感情で歌えた事を振り返った。
