矢部浩之、岡村隆史の“めちゃイケロス”心配「これがナイナイだという番組が必要」

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ナインティナインの矢部浩之が、5月5日(土)21時より放送される『目撃!超逆転スクープ 世紀の誘拐事件&奇跡の生還SP』(フジテレビ系)のシリーズMCを務めることがわかった。これを受けて取材会が行われ、矢部が収録の感想や、今年3月に最終回を迎えた『めちゃ2イケてるッ!』への思いを語った。

同番組は、日本や海外で実際に起きた凶悪事件や誘拐事件、大事故に感動的なスポーツシーンなど、ドラマのような劇的状況から生まれた大逆転ストーリーを実録映像と共に紹介するリアルドキュメントシリーズ。第1弾となる今回は、アメリカで起きた2つの誘拐事件をクローズアップ。誘拐犯によって絶体絶命の危機に追い込まれつつも奇跡の生還を遂げた被害者たちと、被害者の救出に挑んだヒーローたちの闘いに迫る。

番組の収録を終えた矢部は、自身初となるドキュメントバラエティ番組について、「番組の趣旨やセット、撮り方が今までになくて新鮮でした。自然体でやれたのでよかったです。取り扱う事件が実際にあった話なので言葉は選びましたが、比較的自由にしゃべれました」と自信を覗かせた。

前からこのような番組をやりたいという気持ちを持っていたそうで、『めちゃイケ』が終了した際に、所属事務所の代表と話し合いを行い、今後やりたいことをいくつか挙げた中の一つがこの番組だったという。矢部は「『めちゃイケ』が終わってすぐやで。めちゃめちゃ(実現するのが)早いやんって」と感心。そして、「ほぼやりたいことに近い形でやってくれたので、ありがたかったです」と感謝を口にした。

『めちゃイケ』終了後も、レギュラー番組である『アウト×デラックス』(毎週木曜23:00~)などの収録で度々フジテレビには訪れていたが、今回、初めて違和感を覚えたという矢部。「変な感じでしたね。『めちゃイケ』で来るのが当たり前だったんで、クロークに『めちゃイケ』のスタッフがおんのかなとか思いながら行ったら、見事に誰もいなかったです。当たり前ですけども」と寂しさを滲ませ、「初めて実感したかもしれないですね、『めちゃイケ』が終わったって」と語った。

しかし、気持ちはあくまでも前向きで、「“めちゃイケロス”はない」と断言。「番組が終わるって発表されて、そこに向かってやってきたので、寂しいという思いよりも、次の楽しい番組ができたらなという思いのほうが強かったです」と胸中を明かし、相方である岡村隆史についても言及。「“めちゃイケロス”は相方のほうが強いと思いますね。“青春でした!”って泣くのって、なかなかやと思う」と最終回で岡村が見せた涙に触れた。さらに、「もちろん、『めちゃイケ』ファンの人はあれ見て、もらい泣きしてくれた人もおると思うんですけど、あそこであれだけ熱さを出せるって相当だと思う。相方の方がロスは心配じゃないですか。だから、“これがナインティナインだ”という番組は、相方の方が必要だと思います。“お笑いやってます”という番組が」と、今後の展望も明かした。

そして同番組には、そんなナインティナインとも親交の深い出川哲朗と、小島瑠璃子がゲスト出演。気心の知れた2人に、矢部もリラックスして番組に臨めたという。「めちゃめちゃやりやすかったですね。いろんな番組のいろんなMCの方の前でやっている2人なんで、なんていうか、もうスペシャリストじゃないですか。番組の中心の人に合わせてコメントしたり、ワイプ芸とかね。2人とも見事やなって。助けられたところもありますね」と2人に絶大な信頼を置いていることを明かした。

また、今後のレギュラー化についても、「(出川と小島が)そのままいくんじゃないですか? でも変な言い方をしたら、どなたでもいいです。出たいと思ってくれたら嬉しいですし。あと、これまで絡んでいない人と絡みたいというのが、個人的にはあるんで」とリクエスト。そして、「毎回、ゲストが変わったとしても楽しみですね。岡村以外なら誰でもいいです」と。報道陣を笑わせた。

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