芳根京子の女優デビュー作!篠原涼子主演の『ラスト・シンデレラ』が配信中

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2013年にフジテレビ系で放送された篠原涼子が主演を務めるドラマ『ラスト・シンデレラ』が、FODで配信中。篠原を筆頭に豪華キャストが集結した本作の魅力を改めて紐解いていく。

“おやじ女子”をモチーフに、女性たちのリアルな姿を赤裸々に描いた本作は、篠原演じる39歳の美容師・遠山桜と、三浦春馬さん演じる15歳年下のBMXライダー・佐伯広斗の恋模様を中心に展開するラブコメディ。笑えて切ないストーリーや、「女の本音VS男の本音、ちょっとエッチな大人の恋物語。」というキャッチコピーにある通り、セクシーな描写などが話題となり、高視聴率を記録した。

自分に無頓着で“おやじ化”が進む桜は、ヘアーサロンの副店長で仕事に邁進する日々。10年間恋人もおらず、もはや恋の仕方も忘れてしまっていた。友人は、専業主婦で夫との夜の営みに悩む武内美樹(大塚寧々)と、ジムトレーナーで性に奔放な肉食系の長谷川志麻(飯島直子)の2人。志麻と飲んだ帰り道、桜は「このままおっさんみたいになって死んでいくの嫌だよ」と言い出し、「40までに絶対いい男見つけて、絶対にいい恋愛してやる!」と宣言する。

しかし、周りにめぼしい男はおらず、本店から異動してきた同期の立花凛太郎(藤木直人)とはいがみ合ってばかり。そんな桜の前に、ついに王子様が現れる。常連客の大神千代子(菜々緒)に誘われて参加した合コンパーティで酔いつぶれた桜は、脱げた靴を広斗に拾ってもらい、そのまま一夜を共にしてしまう。こうして始まった広斗との関係は、桜にときめきと潤いを与えていく。

見どころの一つは、桜と広斗の2人を取り巻く個性豊かな登場人物たち。桜と同じマンションの隣の部屋に引っ越してきた凛太郎は、喧嘩しながらも軽口を叩ける友人のような関係性で、常に桜のことを気にかけていたが、ある日、自分の本当の気持ちに気づく。そんな凛太郎に恋心を募らせる千代子や、親友として桜を応援する美樹と志麻も、物語には欠かせないキャラクターだ。

また、メインキャスト以外にも、桜の務めるヘアーサロンの社長役に風間トオル、凛太郎の親友役に橋本さとし、広斗の父親役に名高達男など、そうそうたる顔ぶれが並ぶ。他にも、何かと騒動を巻き起こす美樹の夫役に遠藤章造、美樹の姑役に野川由美子、美樹の娘役に芳根京子が名を連ねている。芳根にとっては本作が女優デビュー作。当時16歳だった彼女のフレッシュな演技にも注目したい。