望月歩『母になる』で新境地「広の先輩として“兄貴感”を意識」

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望月歩『母になる』で新境地「広の先輩として“兄貴感”を意識」

望月歩『神さまの轍』芝居で先輩俳優の口調ものまね!?】

――そして、映画『神さまの轍』(作道雄監督)の公開も秋に控えていますが、こちらはどんな作品ですか?

ロードバイクに魅せられた幼なじみの2人、佐々岡勇利と小川洋介が、京都・井手町を舞台に、町の人々との交流を通し成長していく様子を描いた青春映画です。

――主人公の佐々岡勇利役の少年時代を演じられていますが、勇利の青年時代を演じた荒井敦史さんと演技プランなどについてお話したことはありますか?

荒井さんから「(少年時代を)どういう感じで演じるのか見ておきたい」と言われましたし、自分も荒井さんがどんな青年時代を演じられるのか見たいな、と思っていて。中でも、一番じっくり話したのは、自転車の乗り方です。ハンドルの持ち方や乗り方について、“勇利のクセ”はどういうところか、みたいな事を沢山話しました。

――ロードバイクに乗ったことはありましたか?

普通の自転車には乗ったことがありましたが、ロードバイクは初めてで、足を固定して乗ることに慣れるまでは怖かったです。でも、いざ自転車が進みだして走っているときはすごく気持ちよくて、ロケ地も自然が多い場所で、とてもきれいでした。そして、地元の方たちが、すごく温かくて。撮影が終わるころに、打ち上げのような感じで、鍋を用意してくださって、皆さんと交流できたことが嬉しかったです。

――撮影や作道監督とのエピソードで一番印象に残っていることは?

関西弁でのお芝居だったので、イントネーションが難しくて。撮影中は、役者陣はコテージのような場所に泊まっていて、合宿のような感じだったんですが、夜、監督が「明日のイントネーションの確認をしましょう」って部屋にきて教えてくださったことは思い出です。そんな感じで、関西弁をずっと話していると“関西感”を出すのが楽しくて(笑)。『母になる』の現場でも道枝くんが関西弁で話すと、「せやな」というふうに相槌をして遊んでいます(笑)。

――この映画で注目して欲しいシーンは?

演技での注目を言うのは恥ずかしいので……。津田寛治さんが教師役で出演されているのですが、少年時代の勇利(望月さん)と洋介(吉沢太陽さん)が帰宅しているシーンで、僕が、津田さん演じる先生の言葉を、ものまね口調で話しているところです。あくまで、イメージ上のものまねですが、その雰囲気が伝わるといいな(笑)。

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