日野聡「ダンスで家族がひとつに」アニメ『ブレイブビーツ』の魅力を語る

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――日野さんご自身、ダンスのご経験は?

日野:ダンスを見て「すげぇ!」って思っている側の人間なので、残念ながら、ちゃんとしたダンス経験はないですが、やってみたいとは思っています(笑)。体も老いてきている状態なので、出来たら嬉しいなとは思います。

――ちなみに、ダンスと言えばどなたが頭に浮かびますか?

日野:世代的には、やはりマイケル・ジャクソンさんとかですね。最近テレビを見ていると、某番組のナインティナインの岡村隆史さんも凄く気になります。毎回、凄いなと思って見ています。

――ダンスに音楽は必須、日野さんはどんな音楽を聴きますか?

日野:ポップスとかバラード系は好きです。あと最近はブルースも聴きます。わりと幅広く聞いている感じですね。

――日本では教育の一環としてダンスが導入されましたが、そのことについては?

日野:僕が子供の時には、全く授業にダンスというものはありませんでした。ダンスというコンテンツがより世界中に広がって、みんなに受け入れられている今だからこそ、小学校の授業とかでも取り入れているのかなと思いますが、羨ましいです。体感、リズム……、いろんな要素が重要になってくると思うので、特に子どもが育っていく中で凄く良いものなんだろうなと漠然的に思います。

――エアビートについて、今後楽しみにしていることは?

日野:各キャラクターの持ち味のダンスの中で、エアビートがどういう表現をしてくれるのかっていうのはちょっと楽しみです。例えば、こんな技を新しくエアビートに盛り込んでみたとなった時に、それに対して、僕がどう演じるのかも楽しみな部分ではあります。

――アフレコ現場で楽しみにしていることは?

日野:まず作品をみんなで盛り上げるというのが、一番大事なところですね。ただ、あくまで演者という立場でいいますと、後輩が多いので、お芝居の面で何か伝えていけるものがあったらいいなと思っています。その中で、若い子たちなりの表現の仕方もありますし、ある程度経験を積んでやらせていただいている僕なりの表現もあって、そこで、良いものが組み合わさって素敵なものが作り上げられたらいいですね。

――この作品をどのように楽しんでもらいたいですか?

日野:ダンスに限らず、何かを一緒に作り上げること自体が、大人になっていく上で非常に大事な要素だと思います。この『ブレイブビーツ』でも翼君(エアビート)も、途中から“ブレイブビーツ”のメンバーの一人として加わって成長していくというところがありますが、実際にみんなと考えて、呼吸を合わせて、一つのものをみんなと一緒に作り上げていく。子どもたちには、そういうところを伝えられたら素敵だなと演じながら思っています。

――最後にメッセージを!

日野:ダンスのヒーローとして戦うという、今までにない斬新な描き方のアニメーションになっていますので、たくさんの子どもたち、そしてその親御さんたちも一緒になって楽しんでいただきたいです。ダンスってとても楽しいものだよ、というのを家族みんなで体感してもらえて、ダンスで家族が一つになれるような、そういう温かい作品になったらいいなと思っています。

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