工藤阿須加&川島海荷、初共演でカップル役

2017年08月21日 15:00

西田敏行が主演を務める、浅田次郎ドラマスペシャル『琥珀』(テレビ東京系列、9月15日21:00~)に、鈴木京香、工藤阿須加、川島海荷が出演することがわかった。

本作は、歴史小説から現代小説まで幅広く執筆し、多くの読者を魅了し続けている直木賞作家・浅田次郎の同名小説が原作。“蜃気楼”で有名な北陸・魚津を舞台に、不器用な大人たちが織りなす、サスペンスフルな展開が時に切なく、心に迫るヒューマンドラマとなっている。

米田勝己(西田)は、存在感の極めて薄い巡査部長。定年を目前に控えているが、年下の上司に「退職日まで来ても来なくてもいい」と言われてしまうほど。そんな時、小冊子に掲載された富山県魚津にある「琥珀」という喫茶店の記事を見た米田は、25年前の未解決事件「吉祥寺・放火殺人事件」の資料を持ってそこへ向かう。「琥珀」のマスターは、どこか哀しげな目をした荒井敏男(寺尾聰)。さらに港の漁協で働く人妻で、唯一の常連客・平井幸子が加わり、3人でひとときを過ごすことに。そんな3人には、“ある事情”があった。それぞれが抱える闇を感じながら、3人は徐々に交流を深めていく。

その米田と荒井を繋ぐキーパーソンとなる平井幸子を演じるのが、鈴木京香。役柄について「強がりで健気で、不幸な女性」と説明した鈴木は、「難しい役で心情を理解するまで時間がかかりましたが、西田さんと寺尾さんの自然なやり取りを間近で見て、学ぶことが沢山ありました」と撮影を振り返った。

また、撮影中のエピソードを聞くと「歌を口ずさむ場面があり、歌が得意ではない私はかなり緊張しました。今思い出しても、手のひらが汗ばんできます」と明かし、さらに「魚津の町の方々は撮影にとても協力してくださいました。以前、西田さんと『釣りバカ日誌』でご一緒させていただいた時もロケの多くは富山でしたが、今回は初めて蜃気楼を見ることができました」と喜んだ。

最後に、「それぞれが重い過去や暗い日常を抱えているからこそ、お互いを慮る……。心の交流が温かいほど、思いは交錯していく。切ない大人の物語になったと思います」と作品をアピールした。

そんな鈴木について、西田は「決して幸せではなく心が辛い毎日を過ごしている中で、人にすがることをせず、ひそかな光として愛する人を見つけた幸子。その幸子を全力で演じてらっしゃる京香さん、とても素敵な女優さんだと思います」と絶賛。寺尾も「京香さんは、他の人にはない“存在感”を持つ素敵な女優さんです。仕事で何度かすれ違ったことがあるだけでしたので、今回、一緒に仕事ができて大変嬉しく思っています」と印象を明かしている。

そして、小さな町で堂々と会えるのはここだけと、「琥珀」と店主の荒井を敬愛してやまないカップル・依田悟志役に工藤阿須加、敦美役に川島海荷が決定。2人からのコメントは以下にて紹介する。

<工藤阿須加>
西田さんを始め、尊敬する先輩方と同じ空間で芝居をさせていただいた事は貴重な時間でした。今回の役は、監督と初めて顔合わせをした時に「あまり深く考えずに、要点だけつかめていれば、あとは自由にやっていいよ」と言っていただきました。その中で、自分は幸子さん、荒井さんの事をどこまで知っているのか、悟志がこの街のどういう存在なのかを、とにかく早く理解しなければと台本を読み込みました。富山では一緒に食事に行かせてもらい、色々なお話を聞くことができ、勉強させてもらいながら楽しい時間を過ごせました。僕は皆さんとあまり長い時間ご一緒出来なかったので、もっと一緒に先輩方の芝居を同じ空間で感じたかったです。川島さんとは年齢も一番近く、すぐに打ち解けられたかな? と僕は思っています。一緒に芝居をさせいただいて、エネルギーだけじゃなく目から感情が伝わってきて、良い意味で引っ張られました。時を刻んで行けば、良いことも悪いこともあって、でもまた前に進んで。その中には立ち止まっている人もいるし、何かを抱えて生きている人もいる。そこから目を背けたくなる時もある。見てくれた方は、最後に良い意味で力が抜けるドラマになってるんじゃないかと思います。

<川島海荷>
西田さんと久しぶりの共演でとても嬉しかったです。優しく話しかけてくださって、空き時間にはところてんを工藤さんと3人で一緒に食べながら談笑したりしました。私、その時が人生で初めてのところてんだったんです! 美味しかったです! 『琥珀』は、このドラマ独特の空気感があるなぁと思います。その雰囲気に馴染むような子でいられるように意識しました。時間がゆったり流れているような気もするし、都会とは違う素朴な部分を持っていたり、普段とはちょっとずつ全部が違った気がします。魚津でのロケはとても充実していて、空気も気持ちよく最高でした。美味しいものもあって、蜃気楼も見ることができて、堪能しました。初共演の工藤さんは、常に自然体な方だなと思いました。そのおかげで、私もリラックスすることができました。なんだか初めてお会いした感じがせず、すごく馴れ馴れしく喋ってしまった気がします。過去から目を背けているということは、今と向き合えていなかったり、そんな中での人の心の葛藤が、この静かなドラマに隠されていると思います。そして、人間関係の奥深さ、是非感じてほしいです。

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