東京23区のど真ん中にサッカークラブがあったら必要なことは?

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勝村政信皆藤愛子がMCを務めるテレビ東京のサッカー番組『FOOT×BRAIN』(毎週日曜11:00~)が23日に放送。元日本代表で、現在は東京ユナイテッドFC(以下、東京U)の選手兼コーチとして活躍する岩政大樹をゲストに迎え、東京の中心にあるサッカークラブの姿について語った。

東京Uは、東京都文京区が本拠地のサッカークラブで、現在は5部に相当する、地域リーグ関東1部に所属。日本のサッカークラブの殆どが企業や都市・地域から生まれる中、同クラブは大学をルーツに持つ異色の存在だ。

鹿島アントラーズでプロキャリアをスタートさせ日本代表にも選出された岩政。J2のファジアーノ岡山を退団する際に、どうして東京Uを選んだのか? すると岩政は「僕以外はアマチュアなので、選手としての練習時間以外は働いている。そうすると、僕もその時間に働くのが当たり前になる」とコメント。サッカー以外の仕事が自由に出来るわけではないJ1やJ2ではなく、アマチュアでプロ契約してくれるクラブがあれば、選手としてプレーをしながら、セカンドキャリアとして違う活動を並行できるのではないかと考えたという。

一方で、コーチとしての顔も持つ岩政。選手たちには「10年後、20年後、このクラブがビッグクラブになってそこから先も続くようなクラブになっていたら、そこでどんなサッカーをしているか想像して欲しい」と語りかけているという。

東京Uがあるのは娯楽の多い東京。しかも23区の中心でサッカーの興行を成り立たせるには“強くて面白い”サッカーが必要なのは明白。岩政はそれを見越して「日本に強いチームはある。面白いチームもある。だけど、強くて面白いチームはないと思う。そこにトライしようと。その基礎を自分たちで作っていこう」と呼びかけていると明かした。

そのほか、この日の放送には東京Uの福田雅代表兼監督も出演。スポーツクラブと学校スポーツが融合されることのメリットや、東京Uが考える選手のキャリアなどについて語られた。この模様は、BSジャパンで30日26時10分から再放送。次回は、日本サッカー界のレジェンドのひとり、ラモス瑠偉が初登場。日本サッカー躍進のヒントを語る。

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