玉木宏主演SPドラマに相武紗季、奥田瑛二、勝村政信、萩原聖人ら

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相武紗季奥田瑛二らが、玉木宏主演で2016年に放送される「六本木3丁目移転プロジェクト特別企画 ドラマスペシャル『巨悪は眠らせない 特捜検事の逆襲』」(テレビ東京系列)に出演することがわかった。

真山仁の社会派長編小説『売国』(文春文庫刊)を民放で初ドラマ化する本作。東京地検特捜部に赴任した検事・冨永真一(玉木)が、「永田町のドン」と呼ばれる大物政治家・橘洋平が絡む闇献金疑惑事件の捜査に奔走していると、ある宇宙開発にまつわる疑獄事件との繋がりを発見。そして、その事件が政界と産業界の深い闇に繋がっていく……。

相武が演じるのは、幼い頃からの夢を叶え、宇宙航空研究センターで日本の宇宙開発の研究を行う八反田遙。亡き父の意志を継ぎ、日本のロケット開発の現場でひたむきに夢を追いかける若き研究者という役どころを演じてみて、「台本を読めば読むほど引き込まれ、とても力のある骨太な作品だと思いました。現実の壁に阻まれながらも自分の夢を一途に追い続ける、ひたすらまっすぐに生きる八反田遙。あまりに純粋で演じることに不安もありましたが、撮影に入ると自分でも驚くほど彼女に共感し彼女の持つ魅力にとりつかれました。皆さんにもその魅力が伝わるよう全力で演じたいと思います」と力強く語った。

そして、「色々な人の想いや思惑が交錯する作品になっています。自分の夢の実現の為に人はどう生きるのか、登場人物それぞれの視点で楽しんでいただきたいと思います」と視聴者にメッセージを送った。

奥田が演じるのは、冨永を特捜部に抜擢した特捜部副部長・羽瀬喜一。奥田は「『巨悪は眠らせない』なんと非日常的な響きであろう。眠らせてしまうと、どうなるのか? 恐ろしく不気味で、えも言われぬ恐怖に襲われる。しかし、現実にそんな日常が存在するのである。その巨悪に立ち向かう検察官の一人としてこの度、羽瀬喜一役を演じさせていただきました。“結果を恐れず正義を貫け”羽瀬が部下たちに檄を飛ばし、自身にも言い聞かすこの言葉、これに尽きると信じ演じさせていただきました」と語り、「俳優としては七転八倒、チャレンジ多き激動の現場でした。我が検察チーム、部下たちに乾杯!」とコメントを寄せた。

今回、相武と奥田のほか、草笛光子、勝村政信、鈴木浩介、萩原聖人、羽田美智子、西村雅彦、田村亮、東幹久、田中健の出演も発表。捜査していく中でみつかった、裏金リストが記された手帳を所持していた土木会社会長の本郷五郎の妻・本郷登紀子役を草笛。遙を指導する、日本の宇宙開発をけん引する宇宙航空研究センター教授・寺島光太郎役を勝村。冨永の幼い頃からの親友で、宇宙開発にまつわる疑獄事件告発メッセージを託し失踪してしまう近藤左門役を鈴木。冨永を補佐する優秀な検察事務官・五十嵐鉄夫役を萩原。東京地検特捜部の部長・岩下希美役を羽田。宇宙開発事業を民営化しようとしている官房長官・中江信綱役を西村。京菓子職人として優しく息子を見守る冨永の父・冨永一雄役を田村。橘の政治活動を長年陰ながら支えている秘書・鷹取章役を東。特捜部の復権を目指す最高検察庁次長・小松一平役を田中が演じる。