濱田岳、西田敏行の前で“ハマちゃん”を演じられるのは「僕しかいない」

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テレビ東京系列で10月23日(金)よりスタートする、金曜8時のドラマ『釣りバカ日誌 新入社員 浜崎伝助』(20:00~20:54※初回は2時間SP)の記者会見が22日、都内のスタジオにて行われ、主演を務める濱田岳をはじめ、広瀬アリス吹越満西田敏行、映画シリーズに引き続きメガホンを取った朝原雄三監督が出席した。

国民的映画『釣りバカ日誌』を連続ドラマ化した本作は、2015年の東京が舞台。映画では万年ヒラの釣りバカ中年サラリーマンだった浜崎伝助(通称:ハマちゃん)だが、ドラマでは新入社員のハマちゃんが主人公。入社一年目のハマちゃんの一生懸命な生き様を、ユーモアたっぷりに描かれる。

本作では、映画シリーズでハマちゃんを演じた西田がスーさん役で出演。西田の前でハマちゃん役を演じることについて、濱田は「重圧やプレッシャーを感じていたのですが、西田さんから“新しいものを作っていきましょうね。私も三國連太郎さんの後にスーさんを演じるということに緊張しています。朝原監督たちがあなたを選んだのですから、あなたの思うようにやりなさい”と優しく声をかけていただき、今は晴れやかな気持ちで臨んでいます」と笑顔で語り、同じくプレッシャーを感じていたという佐々木和男役の吹越は、「僕が演じると僕にしかならないし、やるしかないなと思っています。映画で谷啓さんが佐々木和男役をやっていたのですが、僕はドラマのどこかで“ガチョーン”をやっていいんでしょうか(笑)?」とコメントし、記者の笑いを誘った。

ドラマでスーさんを演じることとなり、異例の“昇格”を果たした西田は、「映画が終わってから、どこに行っても“もう『釣りバカ』やんないの?”って聞かれることが多くて。そんな中、スーさん役のオファーがあり、ハマちゃんが素晴らしい才能の方に委ねられたら受けて良いと思いました。そして、濱田岳さんに決まりましたと聞いて、“やってやろう!”という気持ちになりました。濱田くんがハマちゃんで、原作者が一番喜んでいると思います。原作の意図するハマちゃんをしっかり演じることができる、日本でただ一人の希有な俳優だと思います」と、濱田の“ハマちゃん”を大絶賛。それを受けて、濱田は「こんなに嬉しいことはないですね。最初は辛かったのですが、“西田さんの前でハマちゃんを演じられる俳優はいるのか?”と考えると、やはり僕しかいないと思いました。それを噛みしめて、毎日楽しく撮影しています」と、プレッシャーだった西田の存在が自信へと繋がった様子だった。

そんな中、小林みち子役を演じる広瀬に「ハマちゃんの様な男性はどう?」という質問が飛び、広瀬は「仕事しないで釣りばっかりしているし……色々な取材で“旦那さんとしてはどうですか?”と聞かれたのですが、“無理です”と即答していました。でも、なぜそんなハマちゃんに人が集まるんだろうと考えると、それが一番の魅力なんだろうなと思いました。優しさがいっぱいあって、一緒にいるだけで心が安らぐ。ただ、旦那さんには絶対したくないなと思います(笑)」と明かし、会場は大爆笑に包まれた。

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