西田敏行、ドラマ版『釣りバカ日誌』で“スーさん役”に決定!

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濱田岳が主演を務める、10月スタート新ドラマ『釣りバカ日誌~新入社員 浜田伝助~』(テレビ東京系列、毎週金曜20:00)で、俳優の西田敏行が“スーさん”こと鈴木一之助役を演じることがわかった。

国民的映画『釣りバカ日誌』を初めて連続ドラマ化した本作は、2015年の東京が舞台。映画では万年ヒラの釣りバカ中年サラリーマンだった浜崎伝助(通称:ハマちゃん)だが、ドラマでは新入社員のハマちゃんが主人公。入社一年目のハマちゃんの一生懸命な生き様を、ユーモアたっぷりに描く。監督は、映画シリーズでもメガホンをとった朝原雄三が務める。

映画版『釣りバカ日誌』で長年ハマちゃんを演じてきた西田。今回、スーさん役のオファーを受け「ドラマを作るとは思っていなかったですし、オファーをいただいてとても驚きました。スーさんを演じることについては、最初はありえないかなと思っていました。ハマちゃんとして20年生きてきて、今度はスーさんを生きてみないかということでしょう。最初は無いなと思ったんですけどね。街に出たときにすれ違う人から“釣りバカやらないんですか”と声をかけてもらったりしていたこともあり、時間が経つに連れて、段々気持ちが変わっていったんです。もう一度『釣りバカ日誌』の世界に足を踏み入れても良いかな、スーさんという立場でやってみても良いのかなという気持ちになっていったんです」と思いを語った。

また、映画とドラマのハマちゃんを比較し「映画のハマちゃんは、ちょっとすれてるというか、中年サラリーマンという設定的にも世慣れしたハマちゃんなんですよね。でもドラマのハマちゃんは新入社員ということもあって、ピュアで、本当に釣りが好き。やむにやまれず、会社をさぼって釣りをしてしまう。釣りを中心にして自分をまわしている、一人の若き青年をピュアに描いている気がするんですよね。そういう意味ではもしかしたらドラマのハマちゃんの方が正義のハマちゃん。俺がやったハマちゃんは、悪いハマちゃんかもしれませんね(笑)。それで、逆に、今回はちょっと悪めのスーさんです(笑)」と述べ、「ピュアな気持ちだけで会社が大きくなるわけもないですしね。そこを新入社員のハマちゃんに洗い流されて修正されていくという、そんなスーさんにしたいなと思っています」と意気込んだ。

さらに、視聴者に向けて「広く皆さんにご覧頂きたいです。見て頂いた皆さんが、楽しいドラマを見たという悦び満載になるようなこの秋にしたいと思っています。実際、現場でも手ごたえを感じ始めています。これは、えらく面白いドラマになるんじゃないかと思っています」とメッセージを送っている。

スーさん役を西田が演じることについて、濱田は「すごいことだと思います。映画の中でも三國連太郎さんは伝説的な方ですし、西田さんも三國さん相手だと“緊張する”と仰っていましたから。そんな三國さんが演じてきたスーさんを、今度は西田さんがやるんです。それってやっぱり、すごいとしか言いようがありません。また、そんな西田さんと共演できるなんて、とんでもないことが起きたな、と思っています」と驚きを露わにし、「『釣りバカ日誌』の撮影が始まる前、西田さんから“一緒に新しいモノを作っていきましょう”と言って頂きました。その言葉にはとても勇気づけられましたし、西田さんの『釣りバカ日誌』への愛情や想いを感じました。僕は西田さん演じるスーさんの胸をお借りして、四の五の言わずに作品に真摯に向き合い、若者らしく“やるしかない”と思っています!」とコメントを寄せた。

原作者のやまさき十三は「西田さんにスーさん役を、という発想も凄いし、受けてくださった西田さんも凄い! 絶対に面白い!」と太鼓判を押し、北見けんいちは「シェーッ! ビックリしました。今だからこそスーさんは西田さんに適役ですね! すっごい嬉しいです!」と喜びを語っている。

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