空前の刀ブーム到来!74歳の天才刀鍛冶、1000年前の奇跡の名刀を蘇らせる

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4月16日(日)23時25分放送の『情熱大陸』(MBS/TBS系ネット)に、「天才刀鍛冶」と呼ばれる職人・吉原義人(よしはら・よしんど)が出演する。

74歳の刀鍛冶・吉原は、事あるごとに「日本刀は武器であって、武器ではない」と語る。熟練の技が求められる日本刀作りの世界で、20代の頃から天才と謳われ、これまでに作った刀は500本以上。海外からの評価も高く、世界三大美術館のひとつ米メトロポリタン美術館もその作品を買い求めた、まさに当代随一の現役刀鍛冶でもある。

名刀を擬人化したゲームをきっかけに各地の刀剣展に若い女性が押し寄せるなど、今日本刀はちょっとしたブームでもあるが、吉原に言わせれば、刀は本来、それだけ強く人を惹き付ける魅力を持つものだという。鉄を一から鍛え上げて生まれる姿の美しさや独特の質感、さらに刀身を彩る「刃文」と呼ばれる模様……、その全てが世界でも類を見ない“鉄の芸術品”であり、その作り手であることに人一倍強い誇りを持っているのだ。

そんな吉原の元に、これまでにない仕事が舞い込んだ。源氏の流れを汲む兵庫の神社から「国宝中の国宝として名高い名刀・童子切安綱(どうじぎりやすつな)の現代版を作って欲しい」と依頼されたのだ。平安時代に武将源頼光が大江山を拠点に暗躍したと言われている鬼の頭領、酒天童子を切ったという伝説を持つ1000年前の奇跡の名刀だ。

番組では、そんな一世一代の仕事と対峙し、「魂の一振り」に挑む吉原に1年かけて密着。当代一と言われる職人の息を呑むような技術と、見るものを虜にする日本刀の崇高美を余すところなく伝える。

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