深田恭子、生活感あふれる母親役も可愛すぎる『下剋上受験』で新境地か

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女優の深田恭子が、1月13日にスタートする新ドラマ『下剋上受験』(TBS系列、毎週金曜22:00~、※初回は15分拡大)で、34歳にして初の母親役に挑戦している。

本作は、中学受験を題材に、「親とは何か、家族とは何か」を問いかける“受験ホームコメディ”。中卒の父と偏差値41の娘が最難関中学を目指した実話が描かれた同名タイトル(著・桜井信一、産經新聞出版)を元に、小5の夏から中学受験に挑むまでの約1年半にわたる家族の奮闘ぶり、そして絆を深め成長する様子が描かれる。

主演の阿部サダヲが演じるのは、中卒の会社員・桜井信一。信一の妻で同じく中卒の香夏子を深田が、2人の娘・佳織役を山田美紅羽が演じる。人生の選択肢や収入において、学歴という見えない壁に何度もぶつかってきたことから、信一は佳織にエリートの道を歩ませることを決意。塾にも通わせず、中卒の自身が勉強を教えながら二人三脚で奮闘する。

そして深田が演じる香夏子は、節約上手な元ギャルの専業主婦。平凡でも貧乏でも家族一緒なら幸せで、学歴がなくても笑って仲良く暮らせればそれで良いという楽天家な役どころだ。娘の受験には、「今の時間と友達を大事にすべき」という理由から大反対している。

先日行われた製作発表にて深田は、母親役を演じることについて「小学5年生の子のお母さん役なんだと思い、改めて自分の年を考えさせられました」としみじみするも、「作品を通して少しでもお母さんに関する勉強ができれば」と意気込みを語った。

これまで『専業主婦探偵〜私はシャドウ』『ダメな私に恋してください』など数々のドラマで、可愛らしい姿を披露してきた深田。今作では「主婦やお母さんの役だと家事など何かをしながら話すという演技をする。そういうことが生活や家族っぽさなのかなと意識しています」という、キュートな主婦役の深田に注目だ。

[第1話あらすじ]下町の古い集合住宅に暮らす桜井家は、大黒柱の信一、妻の香夏子、一人娘・佳織の三人家族。桜井家は代々中卒で、信一も同じ道を辿った。そして、同じく中卒の香夏子と結婚し、現在は不動産業の熱血営業マンだ。そんな学歴とは無縁な桜井家に、佳織が受験した「全日本統一小学生テスト」の結果が届く。“トンビが鷹を生む”ことを願っていた信一だったが、その結果は散々なものだった。

翌朝出勤した信一は、上司から新入社員の楢崎哲也(風間俊介)を紹介される。楢崎は物腰柔らかな男だ。そんな楢崎に対し、先輩風を吹かせながら教育係を担当する信一だったが、いきなり楢崎に高級物件の担当客を奪われてしまう。どうやら、楢崎が名門大学出身だったことが一因らしい。学歴が与える将来への影響を感じた信一は、佳織に入塾テストを受けさせようと考えるが、香夏子に大反対されてしまい……。