「宇宙兄弟」作者・小山宙哉「本当は漫画だけ描いていれば…」本業以外に挑戦する理由

公開: 更新:

累計1600万部突破の大ヒット漫画「宇宙兄弟」の作者・小山宙哉(38歳)が、11月27日放送の『情熱大陸』(MBS/TBS系ネット、毎週日曜23:00~)に出演する。

2007年の連載開始以来、絶大な人気を誇っている「宇宙兄弟」。会社をクビになった無職の30代男性が、幼い頃の弟との約束を果たすべく、一度は諦めた宇宙飛行士への夢を再び追いかける姿が描かれている。魅力的な登場人物、心を打つエピソードや名言でブームを巻き起こし、アニメや実写映画、ゲーム化などでも話題を呼んだ。

一躍人気漫画家となった小山だが、毎週の連載締め切りに追われて多忙を極めながらも、アニメ映画のDVD化にあたり自ら再編集に名乗りをあげ、初の映像制作に挑戦。今月2日には「気象衛星ひまわり9号」を載せた国産ロケットH-IIAの機体に「宇宙兄弟」のイラストをアートとして貼り付け、漫画を宇宙へ届けるという壮大なプロジェクトも実現した。ロケットにアートを施すのは世界でも初の試みで、小山が描いた漫画のキャラクターが、全国から集めた子ども達の絵や写真3万枚を組み合わせたモザイクアートで表現された。

漫画連載以外の仕事でも、やり始めると異常なほどのこだわりを見せる小山。「本当は漫画だけ描いていれば良いと思う。でも作品から派生したものは、ファンの人たちが納得いくレベルに達しないと出したくない」と、本業以外にも果敢に挑戦する理由を明かす。

しかし一方、小山は超過密スケジュールでも休日や家族との時間を大事にし、決して鬼気迫る雰囲気を漂わせない。一体、なぜ小山は人気漫画家であり続けられるのか、その創作の秘密に迫る。

PICK UP