2017年1月8日（日）21時より放送される、MBS開局65周年記念番組・新春ドラマ特別企画『しあわせの記憶』（MBS／TBS系ネット）の取材会が先日行われ、主演の渡辺謙をはじめ、北川景子、二階堂ふみ、麻生祐未が出席した。

本作は、借金のため離婚したものの久々に家に戻ってきた風来坊・太郎（渡辺）が、元妻の再婚話や二人娘の生活に首を突っ込む中、家族や周囲の人々が各々の思いに気付く様子を通し、「家族とは何か」を問いかけるホームドラマ。北川が長女の夏波（なつは）を、二階堂が次女・冬花を、麻生が元妻・純子を演じる。脚本家・大石静が、ユーモアとペーソスたっぷりに現代家族の姿を描くオリジナル作品だ。

太郎役の渡辺は、「MBSの開局記念ドラマが、こんなにダメ男の話で良いのかなと不安に思いました（笑）」と苦笑するも、作品を作り上げる段階で「今はいろいろな形の家族があるのかもしれないと、逆にリアリティを感じるようになりました」と、次第に共感できるようになった様子。また、「現代版寅さんのような感じで演じました。自由と孤独はセットでやってくるものですが、孤独感や寂寥感の中にも、見えない糸で家族が繋がっているんだと思える、不思議なドラマになったと思います」とドラマについて語った。

また北川と二階堂は、今回が初対面かつ初共演。妹役の二階堂に対し、北川は「ふみちゃんの顔が可愛いんです。パッチリした目で……。私も外国人みたいな顔が良かった」と絶賛。対する二階堂も「ありがとうございます（笑）。私も、北川さんみたいにシュッした顔が良かった。ないものねだりなのかな」と照れ笑い。北川は「年は離れているけど、タイプが全然違うので話していて楽しいです。もし姉妹がいたら、こんな話をするのかな」と語ると、一人っ子だという二階堂は「とっても綺麗なお姉ちゃんができて嬉しいです。美人でしっかりした姉を持つと、妹はこんな風に甘えたくなるような気持ちになるんだろうなと思いました」と笑顔を見せた。

最後には、麻生が「いろいろな形の家族がありますが、人は一人ではないし、みんな助け合って生きている。今回は素晴らしい家族や方々がたくさん出てくるので、新しい家族のあり方を楽しく見ていただければ」と、メッセージを送っていた。