土屋太鳳、織田裕二に後押しされミニマラソン完走「目を合わせて下さったので…」

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10月16日スタートの新ドラマ『IQ246~華麗なる事件簿~』(TBS系列、毎週日曜21:00~ ※初回は20分拡大)の制作発表が、14日に都内で行われ、主演の織田裕二土屋太鳳ディーン・フジオカが出席した。

本作は、代々ありとあらゆる学問のみを探求してきた法門寺(ほうもんじ)家の末裔・沙羅駆(しゃらく)が、IQ246を武器に難事件を解決する1話完結の本格ミステリー。織田が沙羅駆を、土屋太鳳が沙羅駆を警護する刑事・和藤奏子を、ディーン・フジオカが沙羅駆の執事・賢正を、そして中谷美紀が、沙羅駆の推理に魅了される法医学専門医監察医・森本朋美を演じる。

オファーを受けた時の心情について、織田は「IQ246の貴族と言われ、考えれば考えるほど胃が痛くなりました(笑)。そんな人はいないし、実在の人物でも最高228らしくて……」と困惑したことを告白。そこで、役作りのヒントを得るため、優秀な子どもだけを集めたという特殊な小学校を訪問し、IQ170は当たり前だという子どもたちと話したり知恵比べをしたりする中で、その糸口を見つけたと明かした。「IQが高いというのは、コンピューターのスペックが高いのと通じるものがある。そこにどんなデータ、人生経験を入れるのかが大事。頭の回転が速いだけでは何の役にも立たないということに気付きました」と語ると、ディーンと土屋は深く頷いた。

初の刑事役を演じる土屋は「刑事役は、演技の仕事をしている人なら一度は憧れるので、今とても幸せです」とニッコリ。先日『オールスター感謝祭'16秋』(同局)にて、3.6キロメートルのミニマラソンを完走し、視聴者の感動を誘った土屋は、そのことを振り返り「織田さんからは、小さな頃から映像を通してパワーを頂いていましたし、ディーンさんや中谷さんもいる、こんなに素敵なドラマはないなと思い、気合いを入れて走りました」としみじみ。また「折り返し地点で織田さんが目を合わせて下さったので、全力で走ることができました」と語り、織田に笑顔を向けた。

執事役に初挑戦するディーンは、役作りについて「ドアの開け方、セリフと動きが同時になってはいけないなど、所作についていろいろなルールがありました」と明かし、「演じながらわかっていくこともたくさんあると思うので、成長を期待していて下さい」とアピールした。

また、第1話には石黒賢がゲスト出演。1993年放送の名作ドラマ『振り返れば奴がいる』(フジテレビ系列)で、ライバルとして対峙する対照的な医師役を演じ、話題を呼んだ織田と石黒は、本作で“再対決”することとなる。織田は「あれから長い時間が経っていますが、未だにいろいろな声を頂くので光栄です」と嬉しそうな表情に。「思い返すと、当時は25歳。さらに23年経ち、大人になりました。“今ならわかる”ということが、今回の戦いの節々にあったのではないかと思いながら(撮影を)楽しみました。僕にとっては先輩なので胸を借りるつもりで、全力で沙羅駆節をぶつけました」と笑った。

さらにこの日は、第2~4話のゲストも発表。第2話には佐藤隆太が塾講師役で、第3話には観月ありさがカリスマ主婦モデル役で、第4話には国仲涼子がピアニスト役で、それぞれ出演するという。最後に織田は「1話ごとに描かれる人間ドラマだけではなく、全体を通して『IQ246』らしいメッセージが込められています。いろいろな意味で贅沢なドラマなので、いろいろな人と一緒に見て頂ければ」と呼びかけていた。

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