窪田正孝「1人では何もできない」涙を浮かべながら『デスノート』クランクアップ

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9月13日に最終回が放送される人気連続ドラマ『デスノート』(日本テレビ系、毎週日曜22:30~)。8日に千葉県・桜木霊園でクランクアップを迎え、主人公・夜神月(ヤガミライト)を演じた窪田正孝をはじめとする出演者が、約3ヶ月にわたる撮影を振り返った。

最後のカットを撮り終え、花束を受け取った窪田は「この役が背負うものが大きくて、原作を実写化するということの責任を感じてきました。色々な意見や感想もあったと思うんですけど、それでも、今いるこのメンバーでできたことが幸せだし、だからこそドラマ版『デスノート』に胸を張れます」と、人気漫画を実写化した作品の主演として、大きなプレッシャーを乗り越えてきたことを明かした。さらに、「誰よりも現場にいて、スタッフさんの顔を見られることが幸せで、1人では何もできないことを痛感しました。出会えたことに感謝していますし、みなさんがほんとに大好きです」と涙ながらに言葉を続け、スタッフに感謝の思いを伝えた。

月の妹・粧裕役の藤原玲子は「粧裕ちゃんは縛られたり、お兄ちゃんがダークヒーローだったり、お父さんが殺されちゃったり散々でしたが、私は(この現場で撮影出来て)ほんとに幸せでした。みなさんありがとうございました」と感謝。相沢周市役の弓削智久は「ほんとに夢の様な時間で楽しかったです。窪田くんの演技に役者魂を揺さぶられました。また、みなさんとご一緒できるようにがんばりたいと思います」と語り、松田桃太役の前田公輝は「憧れていた先輩のみなさんとご一緒させていただき、この3ヶ月はほんとに幸せでした。夏の暑さも忘れるような熱い現場を作って下さったスタッフのみなさん、ありがとうございました」とコメント。

摸木完造役の佐藤二郎は「撮影中に、弓削と前田とは何度か飲みに行きました。それで、当たり前のように、“どの女性スタッフが好みか”という話題で盛り上がりました」と冗談めかし笑いを誘った。ワタリ役の半海一晃は「『デスノート』は山あり谷ありで、誰にも展開がわからない作品となりましたが、今日ここまでたどり着くことができました。みなさんありがとうございました」と、感慨深げに振り返った。そして、郷田健二役の小久保丈二は「刑事部長だったので、対策本部に行きませんでした。最後にやっと月くんに会えてよかったです。唯一の心残りは、Lやミサミサに会えなかったことです。次があれば、キラ対策室のオペレーターとかでもいいのでよろしくお願いします」と、次回作への期待を膨らませていた。

[最終回あらすじ]キラ=月(窪田)の暴走を命がけで止めようとしたL(山崎賢人)に続き、総一郎(松重豊)までもが命を落とした。犯罪のない理想の世界を作り上げるためにはどんなことでもすると心に決めた月は、警察を総動員してメロ(優希美青)を抹殺しようと決意。しかしメロも、月がキラであると証明してすべての勝負に決着をつけるために周到な罠を張り巡らせていた。メロの潜伏先を突き止めた月は、魅上(忍成修吾)に“死神の目”でメロを殺すよう命じ、同時に海砂(佐野ひなこ)の手でキラ対策室全員を殺すことに。一方、月と海砂、魅上の関係を「見ている」ことを月に知らせることで、月を逃げ場のない場所へと追いつめていくメロ。その影には、月の一番の理解者でありライバルでもあった亡きLの思惑が潜んでいた……。

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