窪田正孝と松重豊「親子対決」熱演に絶賛の声『デスノート』第10話で夜神総一郎が死亡

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9月6日に放送された『デスノート』(日本テレビ系、毎週日曜22:30~)第10話で、主人公・夜神月を演じる窪田正孝と、その父・総一郎を演じる松重豊が繰り広げた、約11分にわたる熱演に絶賛の声が寄せられている。

前週放送の第9話で、月の妹・粧裕(藤原令子)を誘拐した日村(関めぐみ)の一味が、名前を書くと人を殺すことができる「デスノート」との交換を要求。第10話では、月、総一郎らがノートを持って指定された場所に向かうところからスタート。特殊部隊を突入させて人質もノートも守るつもりだったが、L(山崎賢人)の後継者として指揮をとっていたニア(優希美青)がもう1つの人格・メロに乗っ取られてしまい、事態は急転。実はメロは犯行グループのボスで、特殊部隊を別の場所へ向かわせた上で自身も現場に乗り込み、ノートを奪っていった。

一方、無事に保護された粧裕は、犯人の一人がメイソンと呼ばれていたことを思い出し、その手がかりから彼の本名が判明。月は海砂(佐野ひなこ)に指示し、もう1冊のデスノートの切れ端に名前を書かせ、死の前の行動を操って犯人グループの名前と居場所を聞き出した上で抹殺。次は魅上(忍成修吾)に指示し、その情報を警察に伝え、彼らがアジトに突入したタイミングで名前を書き、犯人のうち二人を抹殺。メロは確保され、他人の名前を見ることができる死神の眼を持つ魅上が検事として取り調べ本名を得て殺そうとするが、その前にメロは脱走する。

そんな中、生き残ってノートを持ち去ったと思われた日村だが、本名のハル・リドナーを既にもう1冊のノートに書かれており、行動を操られているため、月にノートを渡し、見つからない場所に向かって自殺した。月は計画通りにノートを取り戻すことに成功してほくそ笑むが、そこに総一郎が現れた。

一部始終を見ていた総一郎は、ノートを使って犯罪者を抹殺していた“キラ”は月だと確信。「全てを認めて罪を償え」と諭す。月はうろたえ「メロにはめられた」とその場を誤魔化そうとするが、総一郎が「月(ライト)ォォーーーー!」と一喝。「お前だ誰だ。私の知っている息子の夜神月はどこにいったんだ。いつからそんな平気な顔で嘘がつけるようになったんだ。そうやって、Lが死んだ時も嘘をついていたのか。お前の心はどこにあるんだ。なあ月、どれが本当のお前なんだ」と問いかけた。

続けて、総一郎は「もしお前がキラだというなら、そうなってしまったのは父さんの責任だ」と語り、改めて自首するよう説き、月から取り上げたノートに自分の名前を書き始める。止めようとする月に「今、お前の心の中に葛藤が生まれているな。それが人の命を奪うと言うことだ。それが人の命の重さだ。わかるか、月」と呼びかけた。しかし、月は「この苦しみが本物なら、俺はやっぱり犯罪者を許せない」と譲らない。

「俺だって、いろんなものを犠牲にしてきたんだよ。父さんなら、俺の気持ちわかるだろ、目指すところは一緒なんだよ、皆の平和を守るためなんだよ。そのノートがあれば犯罪者のない世の中ができるんだ」と月。総一郎は「お前は間違ってる。目を覚ませ。戻ってこい」と、自分の名前を書ききった。そしてノートを燃やそうとするが、月に阻止され、まもなく総一郎は心臓麻痺で死亡した。

命をかけて息子に思いを伝えた総一郎と、キラだということが父親に知られてしまい動揺するが、やがて本音を吐露し始めた月。父と子がそれぞれの信念をぶつけ合い、対決した極限のやり取りは約11分に及び、Twitterやネット掲示板には「松重豊と窪田正孝の演技がすごい。親が子を信じる信じないっていうこの感じがリアル」「デスノート面白いわ。松重豊と窪田正孝の演技凄いと思う」「松重豊の月ォォ!にきゅんとしたんだけど」「今日のふたりの演技はすごかった」「松重豊さんやっぱりすごい役者さんだなぁ。 展開抜きにして引き込まれた。 窪田君も抜群に上手いからすごい説得力」など、絶賛の声が溢れていた。

月は他の捜査員の前で、総一郎の死亡はメロの仕業だと語り「必ず捕まえるよ、かたきを取るからね。父さん」と雪辱を誓う息子を演じるが、心の中で「父さんのおかげで目が覚めたよ。神になるためには犠牲はしょうがない。キラを追うものは誰だろうが消してやる」「神になるためには、心も捨てる」と独白。放送開始より話題をさらってきたドラマ『デスノート』は9月13日、ついに最終回を迎える。

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