柴咲コウ「静岡はすごくゆかりのある土地」主演大河の浜松ロケで意欲

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柴咲コウが主演で、2017年1月8日からスタートする大河ドラマ『おんな城主 直虎』(NHK総合ほか)。9月6日にクランクインし順調に撮影が進む中、10月7日にドラマの舞台地・浜松のロケにあわせて取材会が行われ、柴咲をはじめ、三浦春馬高橋一生前田吟が出席した。

本作は、戦国時代に男の名で家督を継いだ「おんな城主」井伊直虎(いい なおとら)が主人公。戦のたびに当主を殺され、ただひとり残された姫が、「直虎」と勇ましい名を名乗って乱世に立ち向かう物語。一途な愛を貫いて自ら運命を切り開き、戦国を生き抜いた女の激動の生涯を描いていく。

主人公の直虎を演じる柴咲は、「私にとって静岡はすごくゆかりのある土地で、8歳の頃から夏休みに掛川のあたりの知り合いの家で、夏休みのを過ごしたりしていたので、夏休みの記憶は、静岡の記憶というくらい縁がある場所です。浜松は音楽活動の全国ツアーで足を運んでいて、(浜松の人は)温かい人たちだなあ、という印象がすごくあります。そんな中で今こうやって撮影して、土地の人と交流を持ったり、顔を見て応援していますって言われると、それが励みになって、1月から放送が始まるというのを再認識して、集中して撮影に臨もうという意欲が湧いてくるな、と感じています」と笑顔を見せた。

続いて、直虎のいいなずけ、井伊直親を演じる三浦は、「この大自然を背負いながら、こうして芝居ができることを、本当にうれしく思っています。スタジオに入ってからも、こんな自然の中で育った直親、そののびのびとした芝居を、現場の中で届けられたらいいなと、思います」とコメント。

井伊家筆頭家老の小野政次を演じる高橋は、「日本の原風景といいますか、稲田があって、こんなところでお芝居をさせていただけるなんていうのはもう、本当に芝居のスイッチがとても入りやすいです。本当に幸せな中で撮影ができていて、キャストの皆さんたちとも楽しく作れていると僕は思っていますので、早く皆さんに見ていただけたらと思っています。もうワクワクして、撮影がとても楽しいので、そのままそれを届けられたらと思っております」とアピール。

そして、直虎の曽祖父の井伊直平を演じる前田は「十年ぶりの、『功名が辻』以来の大河ドラマ出演で、ひいおじいちゃんをやるから、本当はもっと歳の人じゃないといけないんだけど、まあ元気のいいひいおじいちゃんで、僕でいいだろうということで、僕はセットでもう最初3話ぐらいまで撮りました。今回は浜松での一年間だということで、僕はあの、前半だけ(の出演)ですけど、若手の素晴らしい演技者と一緒にできることが本当にうれしくて、なるべく最後まで倒れないように頑張りたいと思います」と語った。

<ストーリー>
戦国時代に男の名で家督を継いだ「おんな城主」がいた。遠江(とおとうみ/静岡県西部)井伊家の当主、井伊直虎(いいなおとら)である。戦のたびに当主を殺され、ただひとり残された姫が、「直虎」と勇ましい名を名乗って乱世に立ち向かう物語。

駿河の今川、甲斐の武田、三河の徳川と3 つの大国が虎視眈々と領地をねらう中、資源も武力も乏しいこの土地で、頼るべきは己の知恵と勇気。そして直虎は、仲間と力を合わせて国を治め、幼い世継ぎの命を守ってたくましく生き延び、その後の発展の礎を築いた。そんな彼女の原動力となったのは、幼いころに約束を交わしたいいなずけへの一途な愛。愛を貫いて自ら運命を切り開き、戦国を生き抜いた女の激動の生涯を描く。

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