菅田将暉、柴咲コウ主演大河に出演「キレッキレでかっこいい直政を演じたい」

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柴咲コウが主演する2017年大河ドラマ『おんな城主 直虎』(NHK総合ほか)の新たな出演者が発表。12日、渋谷の同局にて会見が行われ、柴咲をはじめ、菅田将暉阿部サダヲ菜々緒春風亭昇太尾上松也浅丘ルリ子が出席した。

本作は、戦国時代に男の名で家督を継いだ「おんな城主」井伊直虎(いい なおとら)が主人公。戦のたびに当主を殺され、ただひとり残された姫が、「直虎」と勇ましい名を名乗って乱世に立ち向かう物語。一途な愛を貫いて自ら運命を切り開き、戦国を生き抜いた女の激動の生涯を描いていく。

大河ドラマ初出演の菅田は、井伊直親の嫡男で、井伊直政(いい なおまさ)を演じる。会見では、「初めての時代劇ですし、所作であったり歴史だったり無知なところがたくさんあるんですけれども、徳川四天王の中でも一番若い直政をやらせていただくということで、優しい先輩方に甘えながらキレッキレでかっこいい直政を演じられたらなと思います」と意気込みを語った。

また、徳川家康役の阿部は、「僕は歴史とか詳しくないんですけれども、さすがに徳川家康は知らないとはいえないぐらい有名な人をやらせていただくことになって、家康をやった俳優を調べたんですね。そうしたらすごい有名な人ばかりなんですよね。びっくりするぐらい大御所の方ばかりで。ただ一人だけ、カンニングの竹山さんもやってるというので、少しほっとしているところもあるんですけれども。いわゆる皆さんの知っている徳川家康というよりは、若めの頃、あまり知られてない頃もやったりするので、新しい徳川家康を見せていきたいなと思っています」とコメント。

家康の正室で、瀬名/築山殿(つきやまどの)を演じる菜々緒は、「今回大河初出演させていただくにあたり、非常に緊張しております。あまり緊張しない方なのですけれども、今までの人生の中で一番緊張していると思います。大先輩方と一緒にこの作品に携われることをすごく光栄に思っております。日々一生懸命やらせていただきたいなという風に思っております」と語った。

そして、3度目の大河出演で今川義元を演じる昇太は、「ちょっと前の今川義元って結構扱いが雑に扱われることが非常に多くて、僕は静岡県民なものですから、地元の戦国大名ですから愛しているわけです僕は。だからどんな感じになるんでしょうかって(プロデューサーに)言ったら、決して今までのような、言ったらちょっとだめっぽい感じの人ではないというお答えだったので、それはもうぜひやらせていただきたいと、なにしろ僕は歴史が大好きでして、特に今川家大好きなんです。ふだん着ている着物も今川家の紋を勝手に使っているのです。今川赤鳥という紋なんですけれども、そのくらい今川家を愛しておりますので、今回非常にうれしいです」と満面の笑み。

義元の嫡男で、今川氏真を演じる松也は、「氏真は実は今までの時代劇の長い歴史の中でも、あまりフィーチャーされたことの少ない人物だという風に伺いました。今回はその氏真をかなり深いところまで、彼の人生を追いたいと伺った時、非常にやりがいを感じましたし、また最後まで生涯を全うした戦国大名で、いろいろと複雑な部分はあったと思いますけれども、その浮き沈みをうまいこと演じられたら幸いだなと思っております」と。

「女戦国大名」の異名を持つ女傑で、義元の母で寿桂尼(じゅけいに)を演じる浅丘は、「あるとき舞台をいたしておりました時に、楽屋に岡本プロデューサーがおいでになりまして、ご覧になってぜひ私に出ていただきたいというお話でした。ああ、どうしようかな、私は50年前の北大路欣也さんとやった『龍馬がゆく』、それから中村梅之助さんとやった『花神』、それ以来大河には出ておりません。とてもいいお公家さんのお嬢様でいらした方が寿桂尼さんでいらして、直虎さんと、どう絡んでいくかがこれから楽しみでございます」と、大女優のオーラを放っていた。

最後に、井伊直虎を演じる柴咲は、「本日はじめましてのキャストの方もいらっしゃいまして新たな緊張感も生まれつつ、皆さんものすごいキャリアをお持ちの方ですし、いろいろ教えていただきながら、現場を主演ですので、マイペースでという訳にはいきませんので、皆さんといろいろお話を交えながら盛り上げていきたいなと、改めて思いました」と語り、目を輝かせた。

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