「大我先生推し!」と話題“闇医者ライダー”松本享恭の素顔に迫る

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今年で45周年を迎えた仮面ライダーシリーズ。現在、平成仮面ライダーシリーズとしては18作目となる『仮面ライダーエグゼイド』(テレビ朝日系列、毎週日曜8:00~)が 、10月2日よりスタートしている。当初、その斬新なビジュアルは、ネット上をザワつかせていたが、初回放送後には「斬新で面白い! そしてキャラデザが可愛いw」「エグゼイドに夢中なう!」「最高すぎ!」と見事に下馬評を覆した。

『仮面ライダーエグゼイド』は、仮面ライダーシリーズでは初となる主人公がドクター(医者)だ。患者の命を助けるリアルなヒーローであるドクターが、人類の命を守ってきた仮面ライダーの力を得て、最強の正義のヒーローとなって悪と戦う姿が描かれる。

同作品の主人公・宝生永夢(飯島寛騎)は聖都(せいと)大学附属病院・小児科に勤務する研修医で、仮面ライダーエグゼイドに変身し、未知のウイルスであるバグスターと戦うヒーロー。今作では、他にもライダーに変身できる医者が登場するが、中でも異彩を放っているのが、松本享恭が演じる医師免許をはく奪された“いわく付きの元ドクター”の花家大我(はなや・たいが)/仮面ライダースナイプだ。

ネット上でも「闇医者とグラファイト(敵のバグスター幹部)の因縁が気になる」「大我先生、戦いのシーンめっちゃカッコイイ」「大我先生推しです」と注目度も高く、中には、髪の一部が白いヘアスタイルから「ブラックジャックのような闇医者か?」という声も。今回は、ミステリアスな花家大我を演じる松本さんにインタビュー。初回放送を振り返り、現在の現場の様子など語っていただいた。

――出演が決まった時の感想は?

最初、オーディションでいろんな役を演じていて、大我役もその中のひとつでしたが、その時から“面白いやつだな~”と思っていたので、自分がこの役を演じると決まった時は嬉しかったです。でも、彼は闇医者で、医師免許を剥奪されているという設定があり、何かを抱えている役ですから、演じるのが難しそうだなという印象もありました。

――どのように役のイメージを膨らませていったのでしょうか?

大我は、心の中で闇を抱えている部分があります。彼の葛藤やそこからにじみ出るような表情を色々出していきたいと思い、イメージを膨らませて向き合うよう意識して演じています。“闇”があるキャラクターなので、最初は子どもたちに嫌われてしまうんじゃないか……という不安もありましたが、それも大我の個性です。また、変身した時の仮面ライダースナイプも大好きで、“イヤな奴”と思われても、この役を演じきりたいという気持ちで挑んでいます。

――その仮面ライダースナイプは、どんなライダーですか?

戦いが好きなライダーです。5年前に、極秘部署・電脳救命センター(CR)の仮面ライダーとしてバグスターと戦っていたという過去がありますが、ある理由から医師免許を失い、仮面ライダーとして戦うことも禁じられたキャラクターです。

――演じるにあたり、あえてご自身で準備されたことは?

医師を演じるという経験が初めての事だったので、現場に入る前に医療系のドラマを見たりしてイメージをふくらませていました。あとは、アクションシーンで怪我をしないように、体を鍛えるようになりました。

――医師と仮面ライダーの“2つの顔”、現場で見た共演者の“2つの顔”をあえてあげてみるなら……

この作品のメンバーは、みんな“ギャップ”がありますね。役柄と実際の本人のキャラクターが違うっていうのはもちろんありますが、中でも岩永(徹也)さん。一見、おとなしいイメージですが、実はメチャクチャ大食いだったということに驚きました。現場でお弁当を食べたのに、数時間後には、「ちょっと、ご飯買ってくる!」みたいな。予想以上にガッツリ食べるというのが衝撃でした。

――現場の雰囲気について

序盤からみんな打ち解けて、すぐ仲良くなりました。僕は、自分から積極的に話しにいけるタイプではないのですが、皆さんから話しかけてくれたので助かりました。居心地がとてもいい現場です。

――初回の放送はどんな気持ちでご覧に?

撮影の時はどんなふうに映像が仕上がるのか想像もついていなかったので、放送を見た時に、戦闘シーンのエフェクト(映像効果)や、ゲーム画面のような演出を初めて見て、そのクオリティの高さに「カッコイイなぁ」と思いました。また、初回放送後は、周りからは反応も多かったです。友人から「見たよ」というメールが来て、嬉しかったですね。

――この作品を通じ、将来はどんな俳優に成長したいですか?

当たり前のことなのかもしれませんが、役によって全く違う役を演じられるような、“何色”にでも染まれるというか、“何色”にさせても濃く演じられる、そういう俳優になりたいと思っています。

――また、ヒーロー役ということで意識していることは?

自分の中で、“カッコイイ大人になりたい”という夢もあるので、子どもたちからみても“カッコイイ”ヒーローになりたいです。劇中では言葉使いはあまり良くはありませんが(笑)、普段は誰に見られていても大人な感じでいられるようにしたいですね。

――最後にメッセージを!

これから更に、いろいろな登場人物が出てきて、群像劇のようにぶつかり合ったりする展開が増えていきます。戦いのシーンだけじゃなく、その人間模様も本当に面白いので、ぜひご覧いただきたいです。

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