「ブレない面白さ」と話題の『民王』、第5話では“入れ替わり”の黒幕登場!?

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遠藤憲一菅田将暉がW主演する、池井戸潤が原作の『民王』(テレビ朝日系列、金曜23:15~)。現職総理大臣である父・武藤泰山(遠藤)と大学生のおバカ息子・翔(菅田)の心と体が入れ替わってしまうというファンタジック痛快政治ドラマ。

先週(8月21日)放送された第4話では、蔵本志郎(草刈正雄)と村野エリカ(知英)の中身も入れ替わっていたという衝撃的な事実が発覚したことで、さらに事態は複雑化し、淡い三角関係にもつれ込むといった状況に!? 終盤、中身が入れ替わっているとは知らず、翔が想いを寄せる真衣が、「私にとって特別な人」と翔(中身は父・泰山)に抱きついたり、泰山(中身は翔)と蔵本(中身はエリカ)が急接近するといった一幕があり、放送後は、「ストーリー展開がジェットコースターのよう」「ブレない面白さだった」などとtwitter上でも話題を呼んだ。

初回から、この“入れ替わり”を企てだ犯人を突き止めるべく奮闘しているが、今夜(8月28日)放送される第5話では、この“入れ替わり”に関係していそうな人物が浮上する。

【重要人物の浮上!?】

CIAから脳波を入れ替える技術を盗んだ人物が逮捕され、泰山(中身は翔)と翔(中身は泰山)にチップを埋め込んだ丸山田歯科の院長がある人物に接触していたことがわかる。その人物はジャカランダというフリースクールの理事長・黒川(池田鉄洋)だった。

ジャカランダといえば、翔が以前、南真衣(本仮屋ユイカ)からボランティアに誘われていた団体。そのことを聞いた泰山は翔のフリをして真衣に連絡し、「武藤総理、フリースクールを視察」の手筈を整える。ジャカランダでの炊き出し当日、泰山は黒川理事長を監禁し、尋問をしようと野蛮な計画を試みるが……。公安の新田理(山内圭哉)の調べにより、黒川と丸山田はただの友人で、入れ替わり事件とは無関係だったとわかる。さらに、ジャカランダが資金難のため間もなくなくなってしまうことも判明する。

【ジャカランダの資金難】

ようやく“フリースクール”という居場所を見つけた子どもたちのためにも、なんとか経営を存続させてあげたいと考えた翔(見た目は泰山)は、泰山(見た目は翔)や貝原茂平(高橋一生)らに相談を持ちかける。だが、国の財政難に加え、定型のないフリースクールを援助するシステムが現在の法のもとでは不十分であることを聞かされた翔は納得できない。「目の前の困った人ひとりを助けられないのに、なにが政治ですか」という翔(見た目は泰山)の言葉に、泰山(見た目は翔)たち大人は何も言い返せず……。

【就職の面接】

一方、泰山(見た目は翔)は翔(見た目は泰山)の代わりに、第一志望の会社である「アグリトラディショナル」の面接を受けに行く。「古き良き日本の食文化を守ろうとする御社の取り組みを知り……」という息子・翔の志望動機を知った父・泰山は、懸命に面接に挑むのだが、面接官から思いもよらぬ、会社の現状を聞いた泰山は、またしても面接官に啖呵を切ってしまう!? 面接は上手くいくのだろうか?

【それぞれの動き】

泰山は泰山の、翔は翔の立場とやり方で、なんとかジャカランダの存続が叶うよう、動き始める。そんな中、ふたりの知らないところでは、想像もつかないような事態が起ころうとしていた……。

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