3月12日（土）に公開されるディズニー/ピクサーの最新作『アーロと少年』の本編映像が到着。日本語吹替えを担当した安田成美の声（アーロのお母さん役）も、この映像で初解禁となった。

“もしも隕石が地球に衝突せず恐竜が絶滅していなかったら？　そこは恐竜だけが言葉を話す世界――”という地球を舞台に描かれる本作。弱虫でひとりぼっちの恐竜アーロが、少年スポットとの壮大な冒険の先に大切なものを見つけていく感動のアドベンチャー・ファンタジー作品。

本編映像で描かれるのは、弱虫な恐竜アーロがまだ家族と離れ離れになる前のシーン。子供の頃のアーロは、お父さんとお母さんと兄姉の家族5人で幸せに暮らし、お母さんとお父さんは家族を守るためいつも頑張っているため、お母さんはその頑張った証に足形の“しるし”を付けることを提案する。お母さんとお父さんは順番にしるしを付けるが、お父さんはアーロたちにこんな約束を告げる……「しるしを付けるにはやるべきことをやれ。自分よりも大きなことだ。いつかみんなのしるしが並ぶ。その日が来るのが楽しみだ」と。この日から、アーロは早くお父さんとの約束を果たしたい一心で、しるしを付けるために一生懸命奮闘するのだ。

アーロはいつも家族の役に立ちたい、お父さんとの約束を果たしたいと思ってはいるものの、怖がりな性格から兄姉のように言われたことをうまくこなすことができない。虫一匹でさえも怖がってしまうほど弱虫で、そんなアーロのことをお父さんはいつも気にかけていた。ピーター・ソーン監督はアーロの性格について、「アーロは楽しいことが大好きで、決心も強い。とくに家族の助けになりたいという想いに関しては、兄姉よりも情熱を持っている。だけどアーロはとても怖がりで、それが彼の足かせになっているんだ」と語るも、「お父さんはアーロが生まれた時から、アーロはもっと色んなことが出来るはずだと知っていたんだ。でもそのことをアーロに自分で気付いてほしいと思っていた。そのためには自分の殻から一歩踏み出して、恐怖心に立ち向かう心の旅が必要だったんだよ」と作品に込めた思いを明かしている。

弱虫で怖がりなアーロは約束を果たせぬままお父さんの死を経験し、さらに川に流されて大自然の中、ひとりぼっちになってしまう。そこで出会うのがまだ言葉を持たない人間の少年スポットだ。出会ったばかりのアーロとスポットは初めは仲良くなれないが、アーロの家族の元に帰るため二人は壮大な冒険に出る。その旅の中でアーロは恐怖と向き合い、お父さんが願ったようにだんだんと強くなっていく。アーロは無事に家族の元に帰り、お父さんとの約束を果たすことはできるのだろうか。